私の親は私に確定申告を教えることができなかった。
人生には難易度があるが、
先天的要因と後天的要因の2つがある。
先天的要因
まず顔の良し悪し。
イケメンに生まれると人生イージーモードで始まる。
周囲からちやほやされ、
成長したら勝手に人気俳優になってしまう。
次に頭の良し悪し。
説明不要である。
皆さんは勉強を頑張れば頭がよくなると勘違いしていないだろうか?
東大王
彼らは生まれつき頭がいい。
読書を1回すれば一発で頭にインストールできる。
数学も解法を1回見ればもう覚えるのだ。
私も東京大学を1998年に受験した。
結果、入学拒否され、早稲田大学の法学部に入れてもらうことができた。
私の頭の悪さでは東大には入れない。
努力すれば入れるかと言えば、まあ入れるかもしれない。
早稲田に入れる地頭があれば、
努力のやり方と時間の投資次第では可能性はある。
しかし、
イチローのバッティングセンス。
王貞治の長打力。
ウサイン・ボルトの走力
同じように頭脳にもよしあしがある。
生まれつき頭脳がうまく働かない人に無理に勉強させるのは不幸の始まりだ。
金持ちの家に生まれること。
これも先天的要因かもしれない。
産まれる場所は選べないのである。
後天的要因
本人の努力。
産まれた後の運。
これも人生の難易度を左右する。
勉強ができないけど、
手先が器用なので料理人となり、
フランスで修行して日本のレストランの料理長として成功した。
勉強を頑張って医学部に苦労して3浪の末合格。
医師として一心不乱に働いて富を得た。
政治の世界に飛び込んで、貧しい境遇から
政治家の秘書に。
その後立派な議員になる。
などなど。
後天的要因もある。
親は選べない
残念ながら、私は26歳まで、金持ちになるには、
勉強を頑張って良い会社に就職するとか、医者、弁護士になるしか方法を知らなかった。
世の中には金持ちという人種がいるということに気づいたのも大学に入ってからだ。
遅かった。
何もかもが。
高校、大学で疑問を持つことがなかった時点でダメだ。
親も確定申告さえ私に教えることは出来なかった。
資産と負債という言葉すら聞いたことがない。
要するに親は無知で教わる機会がなかった。
幼い頃から資産家の家に生まれていれば
嫌がおうでも教わることであり、
その環境の差は極めて大きい。
まさにロバートキヨサキが言う、金持ち父さん、貧乏父さんの境遇の差だ。
先天的要因と後天的要因
前者はコントロール不能だが、
後者はコントロール可能だ。
勤め人は学校のお勉強の延長にある
勤め人が苦しいのは、
「似たようなレベルの相手」と戦わなければいけない辛さである。
三菱電機もSONYもPanasonicも同じような製品を同じようなレベルの大学を出た技術者が作り、似たようなセールスで売るので、
厳しい戦いになるのだ。
大学のランキングで就職先が決まってきたので、
似たような能力の相手と消耗戦をさせられるのだ。
私も学校のお勉強はつらかった。
生まれつき学力の高い相手を自分の低い学力+努力で凌駕するのは大変な作業だ。
これを高校3年間でみっちりやらされた。
その結果、基礎能力と高校3年間の努力の総合評価の末、各大学に振り分けられる。
確かに社会全体としては優秀な人間同士が切磋琢磨することで成長するかもしれないが、それを強制されるのは苦しいものだし、現代社会はそれから逃げることも許されている。
なんとか回避したいものだ。
解決策は自分の商売を持つこと。
これしかない。
なぜならば日本が市場経済、資本主義を採用しているからだ。
資本主義が商品の集合体であり、
労働力販売は過当競争で苦しい。
だからブルーオーシャンへ逃げる必要があるのだから、
より有利な競争ができる商品をもつしかない。
そしてその商売は不動産がおススメだ
勤め人という事業1本で厳しい以上は
事業を複数にするしかない。
起業も様々な新規事業を作りながら成長している。
繊維業界も昔は衣料品を作っていたが、
今は炭素繊維を開発して、航空機のボディをつくって新たな市場を創ったりしているではないか。
我々も労働力販売事業以外にもう1つの事業の柱を持つのが良い。
私は勤め人としての仕事との相性もいいので、
中古不動産を買い、大家業に進出した。
不動産事業は非常にイージーなビジネスモデルであるから、
進出がしやすい。
基本的にあらゆる企業は「本店」を持っている。
本店を自社ビルにしている会社は全て不動産事業をやっているようなものだ。
そもそも人には住宅が必要であり、
借りるにしても所有するにしても不動産と無縁で生きられる人は存在しない。
ありふれた事業であり、
貸して、賃料をもらうというビジネスの基本中の基本の動作であるから、
誰でもできるのである。
そして勤め人 + アルファ
特に、私のようにソコソコの学歴があって、勤め人はそこまで苦労していない。
なおかつ不動産のような簡単なビジネスしかできそうにない、
ビジネスセンスがない奴。
まあほとんどのひとはそうだろうが。
30歳も後半になってパソコンに向かってブログを書くのもつらくて
アフィリエイトも出来ないという人は、
まさに勤め人+不動産でやっていくのが楽だ。
圧倒的に楽なのである。
まとめ
勤め人 + アルファは人生をイージーモードに下げるのだ。
ハードモードはリタイアして、
イージーモードで生きよう。
をはり