私の勤め人仕事

働き方

私の仕事は何か?

勤め人 + アルファの生き方を提唱している私の勤め先は秘密である。

ホワイト企業で働き、不動産を買い、豊かに生きるという生き方。
これはサウザー師匠が提唱する生き方の1形態である。
サウザー師匠のVoicyを聞き、自分の生き方こそこれだったのだ!
と、一念発起し、このブログを書き始めたのである。

当初はあだち先生( https://twitter.com/adachinoaccount )
との白熱教室を聞いていたので、
なんとなくWordPressで書き始め、
あわよくば広告収入も…。
と狙っていたが、今でもXserverのサーバー代とドメイン代くらいの収入しかない。

収益化には失敗したものの、
生まれついての文章の下手具合を少しでも改善するために
シコシコと毎日(平日のみ)書き続けている。
お陰で稟議書の作成時に社長に(少し)怒られなくなった。(気がする)

話はそれたが、
勤め人+アルファを提唱しておきながら、
自分の仕事を語らなすぎるのもアンフェアであろうという前提のもと、
可能な範囲で説明を加える。

私の仕事は、
「投資ファンドの運営会社」
で、働くサラリーマンである。

ファンドマネージャー????

「ファンドマネージャー」
これほど、ざっくりとした説明はない。
なぜならば
「ファンド」が投資対象とするものは星の数ほどあるからだ。

① 債券(権)
② 株式
③ メザニン(劣後債、優先株)
④ 不動産
➄ 売掛金
⑥ 商品(金、原油、ウラン、などなど)

何を扱うかによって
専門性が全く違うのである。

そして「高給取り」のイメージがあるし、実際高い。
そしてファンドマネージャーが高給なのには訳がある。
そもそも「ファンド」は
他人のカネを運用しているのである。

その意味では
自社の勘定で投資している会社よりも
不利であるとも言える。

なぜならば、
投資家にリタ―ンを返さないといけないので
(調達した資金のコストが高い)
自己資金で投資している企業よりは当然安く買わざるを得ない。
また、投資期間もファンド契約で縛られているので、
一定期間しか保有できない。

個人の株式投資(現物)であれば
死ぬまで持ち続ける。
という戦略も取れるが、ファンドはその性質上、
ファンド期限で売却して資金を投資家に返さなくてはならない。

そしてそんなファンドで働いているのは、
「大手大企業から転職してきた人」
であることが多い。
そもそも、そんな不安定な仕事
(市況に左右される、市況が高い時にファンドの資産積み上げ期がぶつかり、市況が安い時に出口の時期を迎えることを想像してみるとよい。バブル期に投資してリーマンショック直後に売るようなものだ)
であるから、
ファンド運営会社の寿命は短い。
10年も続いているファンド運営会社はもはや老舗である。

ファンドのアセットを管理(マネジメント)しているという意味では
私は確かにファンドマネージャーである。
そして私の専門領域は「不良債権」である。

ここまで書いたら、もはや特定されたようなものだ。

と、ここまで書いたら、
業界の人であれば「企業名」まで特定できるほど、
小さな小さな業界である。

不良債権と言えばサービサーである。
サービサーは私のキャリアのスタートでもあり、
おそらくサラリーマン人生は不良債権・債権回収で終わると思う。

小泉政権で銀行の不良債権問題が処理されて、
100社を超えていたサービサーは今や76社しかない(2020年3月時点)
http://www.moj.go.jp/housei/servicer/kanbou_housei_chousa15.html
(法務省)

許可番号自体は125番まであるので、
125-76=49社

4割のサービサーが消えてしまったことになる。
それでもなお、サービサーという業界自体は残っている。
斜陽産業ではあるものの、
資本主義経済である限り、景気循環、倒産、延滞は必ず発生するのであり、
サービサー自体が消滅することはないと思う。

要は、借金取りという「人が嫌がる」仕事で、
サービサーという「ニッチな業界」で生きてきたということである。

人が嫌がる仕事でも、自分に適性がある場合はチャンスだ

銀行マンで言えば、
半沢直樹も異動した、「本店の法人営業部」これが花形だろう。
間違っても支店のイチ担当者は、花形ではない。

ましてや、
審査部、融資管理部などは、出世コースから外れた定年前のおじさんの巣窟だ。

しかし、
法人営業部!
人事部、経営管理部!
のような花形部署は、
「忙しい」
人気があるので、
優秀な人材同士での競争もあるし、
仕事のアウトプットも高いものが求められる。

これは勤め人+アルファをする上では非常に不利だ。

一方私が選んだサービサーという業界。
この業界は1999年から始まった業界なので、
それ以前の先輩社員というのは存在しないのである。

リストラされた銀行マン、
不良債権の担保不動産を狙って参入してきた不動産屋。
優良な銀行の債権を買おうとして参入してきたサラ金。
外資。

このような人間たちが入り乱れて、
サービサー業界を作った。
所詮不景気に銀行を去った人間というのは、
「優遇されていない、出世から外れた人間たち」
なのだ。

私がサービサー業界に入った時も、
「人材の質が異常に低い」
と、驚愕したものだ。
一応新卒での就職活動もしていたので、
それとの比較で判断すると、
サラリーマンとしての質の低さ。を感じざるを得なかった。

つまり、
「優秀な人間との競争を避けられる」
という見方を変えると最高に有利な環境がそこにあったのだ。

私はどこのサービサーへ行っても
トップの成果を上げ続けた。
なぜならば、優秀な人間はこんな業界には来ないからだ。

例えばテレビ局、総合商社といった企業から順番に
優秀な学生が入社していくものだ。
その最下層に位置する「その他金融、それも借金取り」
という業界こそ勤め人をやるには最高だったのだ。

狙ったわけではなく、
なんとなく入ったこの業界で私はまさに無双であった。

仮に私がメガバンクなどに入社していたら、
優秀な同期とのし烈な競争に巻き込まれ、疲弊し、
日常に追われていたであろうことは想像に難くない。

テレビ局、総合商社、高級官僚、警備会社、パチンコ店、小売店

サラリーマンをする。
という意味において、
どの会社で働くかは、まったく気にしない方がいい。
大事なのは

① 拘束時間
② ストレス
③ 給与額
④ 福利厚生

この順だと思ってもらっても良い。
毎日トイレ掃除を5時間だけやるサラリーマンで
年収2,000万円で福利厚生完璧。

テレビ局のディレクターだが、
年収500万円、24時間勤務。

どっちで働くか?
トイレ掃除だ。

つまり、所詮勤め人ごときをやらされるのに、
社名とか、企業規模とか、そんなものを判断軸にしている時点で
奴隷根性丸出しなのである。

自分の時間を買い戻すだけの商売(私の場合は貸家業)
を作り出して、人生を買い戻すことこそが、
至上命題なのであって、
チンケなプライドなどは鼻紙にして捨ててしまわねばならない。

まとめ

私は司法試験を諦め、
サービサーに入社、
夢を追って投資用不動産販売をやってみて現実を知り、
再びサービサーに舞い戻った。

当初は私も、
大学の同期たちのように
当時はやった戦略系コンサル会社、外資系金融、総合商社、テレビ局に就職できなかったことを大いに恥じた。

しかし、
サービサーというニッチな商売で10年やっていたら、
その業界ではトップクラスになれた。
同期との給与の差はなくなった。
むしろ私は勝利した。

さらに、
不動産も持っているため、
彼らのほとんどは私よりも年収が下である。
資産も少ない。
そして最も重要なことだが、仕事で受けるストレスは、彼らは私の10倍以上だろう。

恥ずかしいことに、
サウザー師匠のように、狙ってホワイト企業に移ったり
計画的に資産を拡大するようなことはできなかった。

タマタマである。
まぐれで、もがいていたら
勝手に勤め人+アルファという
ブルーオーシャンにいたのである。

この僥倖を、
読者の皆さんには「計画的に」手に入れて欲しい。
それが私がこのブログを書く理由である。
そして私は子供が大学生になったら、
私のブログをよんでほしいと思っている。

息子達もおそらく、
大学に進み、将来どう生きるかを考える時期がくるだろう。
私の生き方を押し付けるつもりはないが、
1つの参考として、是非見てもらいたい。
その上でどうするかは各自の判断に任せるが。

つづく