減税をやめてウクライナに83億円を支援する意味

資本主義の分析

イギリスよお前もか

スナク首相と言うバリキャリの若き首相が誕生したイギリス。
前首相は減税をすると言って周囲から袋叩きにあった。

イギリスも日本のように貧乏人に厳しい社会だ。
貧乏人から苛烈な税金を集めて、
ウクライナで使う兵器に支出しているのである。

これは一体どういう意味があるのだろうか?

貧乏人からも税を取る。
減税などしない。
富裕層の税金は安いままである。
古くなった兵器はウクライナに供与してロシアを削る。
新しい兵器を買って軍事力を強化して、
ロシアとの戦力差を拡大する。

見事な戦略である。

日本も防衛費捻出のために増税をするらしい。
ロシアはウクライナ全土を奪還されたら戦術核を使用するだろうから、
NATOとして弱ったところをボコボコにするつもりだろう。
その間は中国の相手もできないので、
日本は自力で守れ。
という大きな流れが見える。

誤った貨幣理論で経済力が下がる日本での投資戦略

政府の財政健全化を進めると、民間部門の財政は悪化する。
デフレ下で財政健全化を30年進めて来て、
めでたく韓国に続き、台湾にも平均賃金が抜かれるらしい。

そもそも正社員というポジションですら、
かなり難易度が高くなっているらしい。

自国建国債による財政出動は単なる貨幣の供給でしかない。
この事実を隠してイギリス同様、日本も貧しい人からカネを取る政策を進めている。

と言うわけで、今後30年続いてきた投資戦略は引き続き有効である。
デフレ型投資の継続だ。
平均的収入を得る人々の所得は徐々に減る。
限界まで減って、生活保護水準まで下がってくると、
生活保護受給者が増える。

生活保護が受けられない人を受けられるようにするビジネス。
生活保護受給者にターゲットを絞ったビジネスは良いだろう。
地方自治体はますます疲弊して、
民間マネーが比較的動く都心部への人口集中も続くから、
仕事が多い都心部に通勤できるマンション、戸建は底堅いだろう。
とは言え、給料が低いから、負担できる家賃水準は低いまま。
中古で手放す素人の戸建を買い叩いて、
適正な賃料で貸す作戦は引き続き有効。

私の勤め人としての商売も堅調に推移すると思われる。
政府を黒字化して、民間を赤字にするという政府の方針が続けば、
中小企業の債務超過も拡大するから、不良債権には事欠かない。
まあ、好景気でも雑な経営をして詰まる経営者はいるし、
好景気で銀行が不良債権を早期処理するから、
まあ、資本主義である以上不良債権はなくならないので、
私個人としては勤め人で困ることはないと思う。

税務署で言うと一番悪質な滞納を回収する担当者。
銀行で言うと引当済の不良債権を回収する担当者。
企業でいうと倒産した売掛金の回収担当者。
NHKの徴収担当。
奨学金の回収。

人が嫌がる仕事を得意とするのは良い作戦だ。
営業スキルが高い人間など掃いて捨てる程いるので、
単なる営業よりはよほどつぶしが効く。

私は引き続き、勤め人を続ける。
頭も体も劣化していくだろうが、
劣化していくなりに、給料が下がるのを受け入れ、
人が嫌がる回収マンとして65歳、できれば70歳まででもボチボチ働きたい。

投資は引き続き相続、離婚、住み替えで手放す中古住宅を買っていく。
妻の実家のビルの建替え問題も心配だ。
息子達を無事に独立させて、誰か1人私と妻の不動産事業を引き継ぐ者も選ばねばならない。

まだまだ健康で頑張らねばならぬ。

狂った政策だが、人間の進歩は緩やかなので、焦ってはいけない。

日本の経済政策は享保の改革の時と変わっちゃいない。
徳川吉宗が名君とされているが、
彼の政策は倹約、増税である。
結果的に成功したとは言い難い。
それでも評価されている。

当時は金(きん)を裏付けとした貨幣制度なのでやむを得ないかもしれないが、
今は刷れば刷るだけ発行できるただの紙幣(単なる数字)だ。
それでもなお、公務員の給料とか政治家の給料とか、公共事業とか、
支出するな!という意見が多数派だ。

そんな国民が選ぶ政治家なので、
当然政府支出拡大、国債発行などできるはずもない。
マスコミも同様である。
所詮マスメディアの質も、政治家の質も、国民のレベルを映す鏡である。
そんなものを変えようとして努力するのは無駄だ。
(加筆:無駄は言い過ぎたかもしれない。優先順位の間違いと言うべきだった)

誤った政策に乗って、どう稼いでやるか。
そこが大事であり、
成功している事業家はその点をよく理解している。
政治的な話は表に出さず、うまいことやっているのだ。

私もそうありたいと思うが、
性格的になかなか・・・・。
それが私がこの程度でくすぶっている理由なのだと思う。

話がそれた。

まあ変な政治だが、
仕方ない。
つい100年前までは植民地支配は当たり前で、
鬼畜英米がアジアアフリカの人々を奴隷同様に虐げてきた時代なのである。
それを鑑みれば、ただの風邪を煽ってワクチンを大量に売りつけたり、
ウクライナとロシアの戦争に乗じて古い兵器を処分したりするのは、
多少進歩しているのかもしれない。
せめて正義の仮面を被ろうとしているだけ進歩だ。

昔は隠しもせずに虐殺、略奪していたものを、
今は正義の名のもとにやろうというのだから、
改善している。

人類の進歩は非常に速いが、
ヒト1人の人生から見ると、亀のようにゆっくりとしているのだ。

多少頭がよく生まれて、色々なことが理解できるからと言って、
急進的に世界を変えようとしても不幸になるだけだ。
それよりも衣食住、カネと女を充足させて、子孫繁栄も見ながら、
人生を楽しんだ方が良いだろう。

つづく