忘年会スルーに物申す

働き方

ハッシュタグ忘年会スルー

昨今の働き方改革とブラック企業バッシングの流れで、
今度は忘年会に対しても厳しい態度が取られているようだ。

この♯忘年会スルーに関しては
『ほどほどにやっておいた方が良い』ことを勤め人人生15年の私がモノ申しておく。

「全員参加的なヤツ」は原則出る

勤め人卒業を完全にその射程に捉えており、
もはやいつ辞めても良い状態にある人。
さらにその会社で勤め人をそれ以上続けるつもりがない人。
この人は忘年会に参加する必要はない。

スルーで良い。

「あ、私不参加で」

と、言える。

しかし、

今後3年以上、今の勤め先で働く必要があるのであれば、
1次会に顔を出しておくことが重要だ。
特にこの日本の息苦しい勤め人社会では。

日本人のサイテーな気質を表現する言葉に
「出る杭は打たれる」
というものがある。

出る杭になっていい場面と悪い場面がある。

勤め人+アルファで年収をグイグイ上げるのは良い。
ただ、
忘年会に不参加で出る杭になってもリターンが少ない。
このことだけは言っておきたい。

忘年会にも来ないヤツ

このクソったれな陰口が叩かれる。
すると、アイツは早く帰って変なことをしているという
根も葉もない噂が囁かれる。

私もこれをヤラれた。
一応勤め先の社長には入社時に説明して
不動産をやっていたのだが、
一般社員は知らなかった。
それでたまに私が有給休暇を取得したり、
早く帰ったりすると、
「アイツは何か不正をしている」
と、うわさする変なヤツが出る。

すると、私が勤務中に
私用の電話を受けて会議室に入ったりすると、
聞き耳を立てられたりするのだ。

これは正直困る。

日本人の同調圧力を舐めてはいけない

結局私は、全員に自分がしていることを説明して、
入社時に許可を得ていることを理解してもらうことになった。

実に面倒だ。

幸いそんな陰口をたたいてうわさを流す社員は退職。
比較的平和な日々を手に入れた。

そういう意味で、無駄に尖っても意味がない。
忘年会の一次会程度は参加しておいた方が良い。
無論、周囲の酔いが回って、訳がわからなくなってきたら、
幹事に「ちょっと子供が熱を出して」
「親が倒れたみたいで」
など、適当な理由で帰宅してしまってよい。

空気になれ

勤め人+アルファで成功し、
いずれ独立起業する意識を持つ者は、
「空気」にならねばならない。

給料をもらうだけの立場でいて、
「毒にも薬にもならない」存在であるべきだ。

決して卓越した成果を出す必要はない。
そして、
「問題社員」にもなってはいけない。

軋轢は生まず、淡々と給料をもらい、
有給を取って、+アルファを磨く。
このプロセスを回すのである。

働き方改革で起業が多少弱い立場になっているからと言って、
#忘年会スルー
とカッコつけても仕方ない。

スルーした忘年会でパチンコ行ってたら意味がない。

そういうことだ。

をはり