不利な戦場を選ばないこと

働き方

資本主義クエスト

「ドラゴンクエスト」の世界では
勇者、戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、遊び人、商人

という職業があり、それぞれの職業に長所と短所ががあります。

我々が生きる「資本主義クエスト」の世界でも
勤め人、経営者、株主、自営業と、色々な職業があります。
この職業は一見似たように見えますが、
どれを選ぶかで雲泥の差があります。

勤め人

勤め人にも色々あります。
サウザー師匠の分類が個人的にはベストだと思います。

パート  ・・・自分1人の生活費も賄えず、扶養家族必須の携帯
派遣社員 ・・・自分1人の生活費だけが支払われる雇用形態
正社員  ・・・家族を持ち、家族の生活費も払われる雇用形態

このように分類していたと記憶していますが、
この分類をどうこう言うのは別の機会にして、
勤め人は最も不利な戦場、立ち位置であると言えます。

理由は
① 税金が先に持っていく
② 経費がほとんど認められていない
③ 経営者の指示で労働するだけで裁量がないつまり自分の収入(売上)を決める裁量もない。
④ 銀行は消費者ローンしか貸さない。

もっとありますが、自分も勤め人なのでこのくらいに。

経営者、自営業、株主

実は日本の場合、起業するということは、
これら3つ、さらに勤め人としての労働力も提供するので、
労働者か否か?という2者択一になることがほとんどです。

サウザーさんも
このポジションですし、私から勤め人の肩書を抜いてしまうと、これになります。
自分の会社の株主であり、経営者であり、自営であり、労働力も私が出しているという、そんな状況。

組み合わせ方

労働者∔経営者というスタイルもあります。
これは出世した勤め人がサラリーマン役員、社長に上るタイプです。
実質的にはオーナーがいるので、簡単に首を斬られます。

労働者 + 株主 

これは株式投資とか、従業員持株会の組み合わせです。
サラリーマンが投資信託をやっているのも出資持分と言う意味では同じです。
この種の投資のデメリットは結局

① 経費が認められない。
② 借金ができない。

これです。

借金ができることの強みを分かっていない。

借金ができるというのは何のメリット?
という考えを持っている人は多いでしょうが、
借金ができるメリットとは、
「種銭を自分で用意する必要がない」
ということが最大のメリットです。
要は時間を(金利で)買えるということが最大のメリットです。

借金のレバレッジを使うことで10倍、100倍の速度で成長できます。
姫路の怪物 大川護郎さん
ブエナビスタ98億円投資家の  図越 寛さんhttps://www.kenbiya.com/ar/cl/taidan/tc-79/79.html

彼らがここまで1代で拡大できたのは、
間違いなく借金のレバレッジを使ったからです。
これを使えないと、何十年もかかります。

DJ Nobbyさんが株式投資を勧めていたが・・・

実はワタクシの会社の同僚が、
DJ Nobbyさんと同じ職場で働いていたことがあるそうで。
それはさておき、
Nobby さん( https://twitter.com/787nobby )が、
不動産より株式投資が良いという趣旨のTweetをしてらっしゃいました。

株式投資の最大の弱点は「レバレッジが使えない」
・・・正確には使えるけど、使って失敗したら死ぬ可能性もある。
という点があります。

不動産の場合には最悪自己資金ゼロであっても、
10億円借りて、賃料を年間1億円取る。
ローンに5,000万円返済して、運営経費を3,000万円払う、そして2,000万円を自分に給料を払うということが可能です。

株式でもそれは出来ることは
ウォーレン・バフェットが証明しましたが、
彼のような異常天才であることがまず無理なので我々には縁がありません。

しかし、不動産は私レベルのアホでも20年やれば勤め人をしなくても家族を持って生きていけるレベルに達することができるので、その再現性の高さは株式投資の比ではありません。

恐らくDJ Nobbyさんが不動産をやっていたら、
今頃勤め人をせずにDJ+不動産だけでDJ赤坂を超える売れっ子になっていたことでしょう。
つくづく株は遅いと思います。

まとめ

いつも通り話が散らかってきたのでマトメです。
「非」勤め人即ち事業者は
① 売上 → 経費を払う → 税金を払う というプロセスで経費の裁量が大きい
② 借金ができるから拡大が早い
③ 自分の給料は自分で決められる

これらのメリットがあります。
そもそもTwitterで元気がいい人たちって殆んどが自分の事業を立ち上げた経営者ですからね‥。

あんなに頭が良くて才能にあふれているDJ Nobbyさんが未だに勤め人をしているのに。おかしな話です。

これは自分がどの立場(勤め人?経営者?)で、
どこの戦場(株式市場、不動産市場)で戦うかがいかに重要かという証明です。

そもそも日本でちょっと賢く産まれたら、
大学までのレールが敷かれ、
大学卒業後は大企業に進むのが普通(だった)というモノがありましたからね・・・・。
それこそZOZOの前澤さんのような天才しか、
学歴大企業ルートを降りようという人はいません。

つくづく今はインターネットで良い時代になったものです。
ま、インターネットがあっても、
秀才学歴ルートを外れるのは勇気がいるでしょうが。

をはり