今後の不動産市況を読む

買い方の話

来年からは投資を再開していく

昨年の投資失敗が厄年によるものであると「決めつけた」私。
非科学的なものは比較的信用しないのであるが、
たくさんの人たちが言っていることにはある種の根拠があるということも、
科学的だと思う。

迷信のような「食べ合わせ」も、
過去の人間たちが腹を壊してきた歴史の積み重ねである。
厄年なるものもまた、生物としての終わりを迎えるにあたって、
肉体的、精神的な変化に伴う異常があり、
結果として不幸が起きてきたという歴史があるのであろう。

事実、本厄年は全く動かずにいた結果、
非常によいことが起きている。
若い頃は動くことが正義だったが、
老境に差し掛かった今。
私も攻め一辺倒ではない戦い方を始めようと思う。

今後の不動産市況はどうなるのか?

『失われ続ける40年』
私はロスジェネ世代であるが、
このロスジェネは現在進行形で進んでいる。

緊縮財政と増税というトレンドが変わらない限りは失われ続ける。
当たり前の話。
現代におけるカネとは政府が発行する。

自分が発行できるものを以て「借金で大変だ」
というのはおかしな話だが、
借金 IS 悪

という思考を持っている日本人にとって、
この魔法の言葉は非常に有効である。
江戸時代の改革は全て質素倹約を旨としてことごとく失敗してきたのである。
今300年の時を経ても人間の本質は全く変わらないのである。
この貨幣観が変容しない限り、
現在の市況は続いていくのである。

つまり、不動産も株も上がり続けることになる

政府はカネをバラまいている。
しかしそれは株式市場に供給されている。
国債を買うことはもうできないから、
株を買っている。
株や不動産を通じてカネが供給されるのである。

株や不動産を買うのは誰か?
金持ちである。
若しくは金持ちになろうとする賢明なる投資家達である。

既存の金持ちと
賢明なる投資家に金が集中していくのである。
私の戦略は「賢明なる投資家」となり
「チッス金持ちさん。俺も仲間に入れてくれ」
と、金持ちの仲間入りするというものである。

貧乏人はますます増えて、中間層は没落。
少数の金持ちと多数の貧乏人というアメリカ、中国のような世界がさらに加速するのである。

金持ちがたくさんカネを持つようになると、利回りが低くても良くなる。
1億しかなければ5%の利回りが欲しい(年500万円)
しかし10億円持っていれば1%の利回りでも安定的にもらえればいい(年1,000万円)。
こうして収益を産む資産が高騰していくと思う。

つまり、収益不動産の価格は上がり続けるであろう。
そもそも家を買える日本人が減っていくであろうから、
貸家のニーズも増える。
つまり、不動産の買い場は今が一番安い。
自分が今日一番若いというのと同じだ。
これが私の不動産市況の見方である。

金持ちであり続ける

私の勤め先はコロナで損を出すようなビジネスモデルではない。
ファンドが損をすることはあるが、
運用会社が損をする可能性は低い。
一時的に損失は出るが、ファンドを組成し続けることができる限り、
ファンド運営会社は倒産しない。

私の見立てでは少なくとも後10年は行ける。
10年経ったら私も50歳である。
資産の拡大の手を緩めなければ3億円程度の資産規模になっているだろうと思う。
子供も下の子が高校生になっている頃である。
そろそろ勤め人卒業を考えても良いが、盤石の経済基盤を維持するために、
好きな仕事限定で勤め人を続けるのもいいかと思っている。

そうして、生活費を勤め人収入で賄い、
資産を増やし続けることで、私は絶対に没落しないであろう。
失敗するとしたら、
騙されてしょうもない投資に手を出してカモられた場合。
もしくは絶世の美女に引っかかったりした場合だけであろう。

そのような失敗に注意して現状を維持するだけでも私は十分に豊かで
あり続けるのだ。

これも若い頃に無理をしてダブルワークをして
大家業をスタートしたお陰である。
労働力を他人にささげてばかりいたら、
老人になった時に何も持っていない状態になるのだ。

つづく