不動産投資は遅い
自分が不動産をやっていながらこういうのは憚られますが、
不動産投資は極めて「遅い」商売です。
1,000万円の貸家を買い、家賃を10万円毎月受け取る。
5年後 入居者が退去したのでついでに売ったら1,200万円で売れた。
家賃5年分 600万円 + 売却代金 1,200万円
取得原価 1,000万円で、差引800万円の利益です。
5年で800万円なので、1年で160万円、
投資元本1,000万円が16%で運用された。
そんな表現もできるかもしれません。
仕入れと販売のルートを抑える
長野県T市の天然水は東京で売ると1リットル100円で飛ぶように売れるとする。
まず給水車を800万円で買う。
そして給水車には10,000リットル(10t)運ぶ能力がある。
東京都長野県T市を往復して採水して売り切るのに5日かかるとする。
往復にかかるコストは20万円。
1回採水に言って売り切ると100万円の売上で往復にかかるコストが20万円。
利益が80万円。
1カ月フル稼働すると6回転できる。
すると、月の利益が480万円。
2カ月で給水車の取得コストを取り返して2カ月目から早くも利益が生まれる。
12カ月ではなんと5,760万円の利益。
不動産とは比較にならない利益率だ。
不動産も回転率がいい稼ぎ方はある。
毎月1回の家賃を貰うだけのタイプが原則だか、
ホテルや民泊などは不動産で回転率を上げるタイプのビジネスの典型だ。
ホテルであればワンルームマンション以下のスペース(12㎡)で
一泊7,000円。20日稼働すれば14万円である。
駐車場でも1カ月1万円で貸すよりも
時間貸しにして1時間300円取って1日あたり5時間も稼働すれば1日1500円。
30日で45,000円。4.5倍だ。
早さ=利益
早いというのは利益である。
毎日使うモノであれば特に良い。
毎日飲んでくれる健康ドリンクなんかだと。
180円で仕入れて、300円で売る。
120円の利益が365日回転するので、43,800円。
100人集めれば438万円の利益。
1,000人集まれば4,380万円だ。
情報商材も良い。
メールマガジンも月300円の粗利だが、
1万人も読者がいれば300万円の粗利。
年間360万円だ。
利益を多数回転さることが理想だが、
不動産は1部屋、おまけに1カ月単位の貸付なので、
どうしても遅い。
遅いという事は利益率が低いということに他ならない。
勤め人も同じ
勤め人も労働力を1カ月単位で売って、
給料を得ている。
勤め先は勤め人の給料(原価)を上回る利益率で商売を回せないと
赤字だ。
その歯車の中に組み込まれている。
勤め人が「雇われ続けている」という事は
勤め先は勤め人を使ってより高い利益を生み出し続けている。
という事に他ならない。
これを搾取という表現もできるが、
自分でパクってしまえば勤め先が取っていた利益を自分だけのものにすることも可能だ。
まとめ
私はあまり頭が良くないので、
資金効率が良い商売を思いつかないので、
ここまで勤め人と不動産(1カ月単位の貸付)でやってきた。
コーヒーを1杯50円の利益で千杯売って、20日営業すれば
月次の利益は100万円
頭では分かっていても現実の商売と結び付けて稼ぐことは出来なかった。
もう40歳になるし、私は年収2,000万円もあれば満足なので
これ以上挑戦的な商売をすることはないが、
若く、野心に燃えた若者達には効率の良い稼ぎ方も諦めないで欲しい。
をはり