勤め人は落城する。援軍は不動産である。

考え方

年金不足額2,000万円問題。
各方面、現代の名将達がそれぞれの解釈を加えている。

「加藤ひろゆき」先生
〇 国家も企業も疲れている。頼っていてはいけない。貸家を買いましょう。

「田端信太郎」先生
〇 大人になると宿題をやっていないヤツが居直る。この宿題は数十年前から出ていた。

「サウザー」先生
〇 20歳から60歳まで40年働いて、60歳から40年ニート生活ができると思うか?勤め人がこんなに長生きするとは国家も思わなかったのだ。生涯現役でやれる商品を持て。

「小林よりのり」先生
〇 年金が足りないから働けと言うかと思ったら、休日を増やして労働時間を減らすとは矛盾した政策だ。死ねば永遠の休みが来るんだから生きている間は働け。

皆さん、実にユニークで面白い。
流石各業界で第一線を張る人の言葉は私ごときのフィルターを通してもパワーが伝わる。
是非、皆さんも読んでみましょう。

さて、
私に言わせると勤め人戦略で定年まで生きることは正に
籠城戦であろうということ。

籠城戦とは
備中高松城、大阪城、小田原城など、戦国時代に城にこもって防御を固める戦術です。
一般的に城を攻めるには3倍の戦力を必要とすると言われていました。
しかし、この先方は天才、羽柴筑前守秀吉の登場で劇的に変化します。
圧倒的な物量で、城を包囲して、城内の兵糧が尽きる迄待つという戦略で、秀吉は次々と城を攻略して天下を統一しました。

しかし、その秀吉が作った大阪城も徳川家康の前に落城してしまうわけですが。

いずれの攻城戦においても勝敗を分けたのは「援軍」です。
要するに援軍が来て、包囲している攻撃側を蹴散らしてくれなければ、結局兵糧が尽きて死ぬのです。

有名なのは北条綱成が守る川越城を包囲した関東管領上杉憲政を北条氏康の援軍が蹴散らした「川越野戦」が有名です。
3大奇襲として、「桶狭間」「厳島(陶春賢 VS 毛利元就)」と並び称される合戦です。

大阪城も援軍がなかったため、真田信繁(幸村)も敗戦を覚悟しての入城であったと思います。
一説には伊達政宗がイスパニア(スペイン)の艦隊の援軍を要請していたとか言われますが、これは後世の創作でしょう。

話が飛びましたが、
まさに勤め人は籠城戦です。
若さと言う兵糧が尽きた時が落城、すなわち定年退職です。
定年退職への備えは、今まで退職金と年金でした。

しかし、その退職金制度がある企業が減っており、金額も減らされています。
年金に至っては金融庁が発表した通り、麻生副総理が受理しなくても受理しても、事実は変わりません。

勤め人という籠城に対する援軍は「弱すぎる」のです。
秀吉が包囲する小田原城に100名程の老人兵が後詰(援軍)するようなもの。
まったく頼りない限りです。

そして秀吉の如き包囲攻撃への対抗策は1つしかありません。
こっちは人生100歳まで生きるのですから。
それはやはりプラスアルファの不動産でしょう。
加藤先生と同じです。
これで包囲軍を蹴散らすのです。

まさに小田原城を包囲する上杉謙信(当時は長尾景虎)に対して信州で海津城を建設して圧力をかけ、援軍として向かう甲斐の虎、武田信玄のような頼もしさです!!!!
不動産の家賃収入こそ、援軍の大本命。
天下無敵の騎馬軍団が援軍に来ると思えば籠城の兵士たちの士気も高まると言うもの。

さあ、勤め人の皆さん、国家も会社も疲れています。
私たちを守るのは自分と武田信玄のような

不動産です。

甲斐だけに買いましょう。

お後がよろしいようで。

をはり