不動産マーケットの動き

不動産マーケットの値動きは非常にゆっくりです。
私に言わせれば、株式に関しても日経平均の値動きは
ゆっくり、トレンドを持っていますけどね。

今(2018年6月8日時点)は不動産マーケット全体はピークに近い状態から
徐々に落ち始めているところだと思います。
理由は、とある金融機関が槍玉にあげられた問題で、
その金融機関の融資が出なくなっているためです。

そもそも不動産は価格が大きいので、
融資の動向に大きく振り回されます。
融資が出やすければ価格も上がりますが、
出なければ下がります。
この動向をうまく理解して、収益が取れるところで買うことが大事です。

株式でも、
バブル崩壊、
ITバブル崩壊、
リーマンショック
と、繰り返されており、
これらの価格崩壊の底値で買って、ピークで売るというのが最も儲かると思います。

不動産も株式市場と近い値動きをしますから、
この価格の波に乗ることは大切です。

但し、一つも物件を持っていない人が波を待っていても1円も入ってきません。
不動産は毎月キャッシュフローを生むものですから、
買わずに待っていた間には投資していれば得られたであろう利益が
失われていくわけですね。

つまり来年5%値下がりすることが見えている不動産市場であっても、
利回り10%の物件が出ているのであれば買ったほうが5%儲かるのです。
大暴落が見えているなら話は別ですが、
多少の誤差は無視して突っ込んだ方が結果的には
利益も出ますし、経験値も増えます。

個別株式であれば値動きは早くて、問題の発生により急降下したり、
新サービスのヒットにより急激に高騰することもあります。
一方で個別不動産は1件1件個別に値段が安いものもあれば
高いものもあります。
仮にマーケット全体が高騰しているときでも
割安なものは見つけられることはあると言えます。

過去の価格変動チャートを見ていればここで買って、
ここで売ってという話はできます。
しかしながらそれはコロンブスの卵というやつで、
今、この瞬間に次の価格暴落の理由や、どこまで下がるかというのは
全然読み切れません。

そんな中で投資判断、回収判断は自分しかないのかなと思います。
自分で持っている投資基準に満たすものを買い、
売却の回収基準に従って売る。

身も蓋もない話ではありますが、
最終的にはそういう自分の判断をもつしかないということです。

不動産の価格変動は遅いが、個別にはその変動に沿わない個別物件もある!
そして最後は自分の投資判断の軸で投資!回収!という話でした。