利息制限法の15%を超えて搾取する方法

資本主義の分析

大家業は本質的に金貸しと同じ

聖丁がVoicyで喝破していたのであるが、
大家業は本質的に金貸しだという事実である。

全てのビジネスを抽象化してみたら、
全ては投資回収に収斂(しゅうれん)されるのである。

貸金業は法律で金利の上限が決められている。
商工ファンドやら、サラ金が29.2%/年という暴利を喰っていた時代もあったが、
コイツらはやり過ぎてしまい、
商工ファンドは消滅、サラ金は銀行の傘下に組み込まれていった。
10万円までは20%
50万円までは18%
100万円以上は15%
これ以上の金利を取ったら、
手が後ろに回るのである。

しかし、面白いことに、
100万円で買い、
200万円でリフォームした貸家は合計300万円であるが、
これを月5万円で貸すと、年60万円の家賃が取れる。
300万円を貸して、60万円の金利を取ったら、
貸金業法違反の20%である。
だが、大家業で貸家を「挟む」ことにより、
金利20%というルールを逸脱することが可能となる。

これが聖丁の言う大家業は金貸しと同じだ。
という理屈である。
言われてみればその通りなのだが、
言われてみないと、この理屈は気づけない。
まさに「コロンブスの卵」である。

頭がいい
という言葉は、まさにこのような共通点を発見できること。
さらにこの共通点をほかの事例に応用できることである。
さらに具体的なビジネスまで落とし込むことが出来る人間を
「天才的経営者」と言うのである。
(ただし天才的経営者はこれを直感でやっている場合が多く、文字、言葉で説明できる人は少ない、さらに実際に説明「する」人はもっと少ない)

宝くじを合法的に運営する方法

富くじ販売等罪

宝くじを主催するとこの罪が適用される。
しかしながら、
秋元康さんのように、まだ売れていないアイドルを詰め合わせにして、
非モテの男の前に並べると、
売れる。

これは、まさに宝くじだ。
しかし、男どもの目的はカネではない。
かわいい女と性行為ができるかもしれないという「欲望」を狙い撃ちしている。
動物としての本能は「生殖可能性」にフォーカスしてしまう。
だが、人間としての理性は「できるわけがない」と分かっている。

理性で本能を制御できない脳を持っている男は、
本能の命じるがままに、アイドルに課金してしまうのである。
「アイドルと性行為できる確率」
はまさに
「宝くじに当たる確率」
と酷似している。
まさに歩いていて、隕石が頭に直撃して死ぬことができる確率だ。

本能をハッキングして、
カネを払わせる。
元手となるのは、泡沫アイドル。

完璧なビジネスモデルである。
国家が独占しているビジネスモデルに対して「ひねり」を加えることが出来れば、
素晴らしいビジネスが生まれるという証拠であろう。
私もやりたい。

食欲から搾取する

普通の頭で考えたら、
精製砂糖は極めて精神・身体に悪影響を与える。
しかし、ヒトはポテトチップスという糖質と油の加工食品を好む。
チョコレート、清涼飲料水を飲む。
肉も食べる。

合理的に考えたら、
玄米、豆腐、鶏むね肉、野菜
だけを毎日、少量食べることが身体にいいことは自明である。
しかし、
ヒトは食欲を制御できない。
糖と油、肉の組み合わせを欲してしまう。

まさにラーメン、牛丼、ハンバーガーである。
このような食品を提供する商売も、
食欲に「仕掛けている」商売である。

飲食店経営の経費は
店舗家賃等 30%
人件費 30%
食品原価 30%
で、

最終利益 10%

という構成になると読んだことがある。
金利10%の金貸しである。

回転率を3倍にして、食品原価を50%にブチ上げるという作戦で成功した飲食店がある。
このあたりのヒネリができると実に面白い。

私も世の中を見ながら、見つけたい

「大家業は貸金業」
「宝くじを応用した商売」
「食欲、性欲、アルコールなど欲望を刺激する商売」

このようなフィルターを装着して日々生活していたら、
面白い商売を発見できるかもしれない。

私は既に勤め人+大家業で仕上がる。
と、決めてしまっているので、
リスクを取る必要もないのだが、
前述のようなビジネスを思いついたら、
一気呵成に挑戦してみたい。

挑戦しなくても困らないが、
いつでも挑戦できる。

まずはその状態を作ろう。

つづく