常に買うのは難しい

買い方の話

群青戦記という漫画を読んだ

群青戦記という漫画が実写化(映画)するというので
漫画を大人買いして読んだ。

高校生が戦国時代にタイムスリップするという設定だ。
この設定、これまでもあった。
現代の自衛隊がタイムスリップして大東亜戦争期に行くという設定。
ジパングである。

他にもタイムスリップモノのと言うのは多い。
過去に戻った人間の強みは
「未来を知っている」という点にある。

カンニングをしながら問題を解くようなズルさがそこにはある。
不動産投資でもそれはある。

2000年前後のバブル崩壊後の不動産価格の下落の底。
2005年前後のSMBC収益還元法評価による融資ラッシュ。
2009年頃のリーマンショックによる不動産価格の下落。

このあたりで不動産でヒトヤマ当てて、
今ブイブイ言わしている不動産投資家も多い。

俺だってあの時買っていれば‥‥。

現代から答え合わせをして過去を振り返っても意味はない。
私の2000年は学生だったし、
2005年は就職したばかり。
2009年頃は会社が倒産寸前だった。
買えない状況だった。

さっさと新卒で卒業してホワイト企業に潜り込んでいれば
2005年からうまくスタートして2009年には大きく資産を拡大できたかもしれない。
しかし、今それを言っても仕方のないことだ。

過去は買えられないのである。

これから不動産に手が付けられなくなる可能性もある

買い場というものは「ない」と思っておいた方がいい。
常に買い場はない。
目の前の1つ1つの物件と今の自分の財務状況があるだけだ。

逆に言えば買い場は今である。
今の自分が買えないのであれば買える自分に変化する。
市場が高騰している時でも不動産の場合には
売主の事情で常に売り物があるし、
投資家ではない売急ぎ物件も常にある。

加藤ひろゆき先生が戸建賃貸市場を発見し、
どこかの誰かがシェアハウスを開発したように、
市場を発見することもできる。

自分の頭を使って買い場を創造することが大事だろう。
正直に言って、今、私は苦しい。
今の状況で昔の買い場にいられたら!
と、思わぬわけでもない。
今借りて買いたいのに買えないという苦しみがある。
当時も買いたいのにカネもないし融資も引けないという苦しみがあった。

そう、常に買いは苦しいのである。
当時はダブルワークと赤字申告損益通算!
という禁じ手を編み出して不動産を買い進めてきた。
今回もこの苦しい環境の中で必殺技を編み出すしかない。

一番大きな問題は
安定した勤務先に雇われているし、
不動産もソコソコ増えているので、
そこまで頑張る必要もない‥‥。
という「ぬるま湯」の自分の環境かも知れない。

常に敵は自分だ。
戦おう、戦わなければ勝てないのだ。

つづく