仮想通貨をやるヤツは俺のブログに来るな

落とし穴

通貨の本質を理解していないと仮想通貨を勘違いする

通貨とは近代まで金属だった。
つまり兌換である。
価値の裏付けに「貴金属」が裏付けられていた。

それ以前は貨幣を金属そのもので作っていたのだが、
そこから一歩前進したのである。

現在では紙幣(日本銀行券)を日銀に持って行ったとしても
金には変えてくれない。
さて、では、紙幣とは何なのか?

ちなみに通貨の偽造は重罪である。

  • 通貨偽造・通貨変造罪(刑法第148条第1項)
     → 無期又は3年以上の懲役
  • 偽造通貨・変造通貨の行使罪(刑法第148条第2項)
     → 無期又は3年以上の懲役
  • 輸入してはならない貨物を輸入する罪(関税法第109条第1項)
     → 10年以下の懲役若しくは3千万円以下の罰金、又はこれらの併科

改正される前の刑法における殺人と同じ罰の重さである。
この罰則の重さを見ればわかるように、
通貨を偽造することは国家の信頼に対する反逆行為なのである。

紙幣の本質は「債権債務」である。
つまり金銭消費貸借契約書である。
1万円を持っている人は国家に対して1万円を支払え!
という請求権があるのだ。

その意味で国家の負債、国の借金という言葉には一定の正当性がある。
しかしながら、国家に対して1万円を払え!
と言われたら、日銀が印刷した1万円を「ハイ、どうぞ」
と渡すだけの話である。
通貨を産み出すことができる国家にはすさまじい権力がある。

国の借金が1000兆円あろうが2000兆円あろうが、
国家は日銀が印刷(現代ではデジタルなので数字入力するだけ)すれば
1京だろうがいくらだろうが無限大の日本円を作ることができる。

この前提を忘れてはいけない。

さて、仮想通貨が通貨たりえない理由は国家に対して何らの請求権も有していないのである。
それどころか誰に何の請求権があって「通貨」を名乗るのか不明である。

故に国家は「暗号資産」という名称を与えているのだ。

そして最も重要なのは「納税」に使えないと通貨たりえないのである。
BITCOINで払えるものなら払ってみたら良い。
門前払いだ。
決済に使えるようになることもないだろう。
こんなものはゴミである。

仮想通貨とは投機行為である

まさにバブル景気の時代のワンルームマンション投資と本質は同じだ。
実態価値がないのに、価格が上がっていく。
価値と価格のバランスが崩れたところにバブルが発生する。

バフェットも言っている。
株を買う理由で最も愚かな理由は「上がるから買う」というヤツだ。
と。

私も株式投資は若干(300万円程度)するが、
価値よりも価格が高い銘柄には手を出さない。

仮想通貨はどうか?
その価格の裏付けになっている価値は何か?
私には全く理解できない。
紙であればケツでも拭けるが、BITCOINではケツも拭けぬ。

投機行為をする人間は投資家ではない。
二度と私のブログを見ないで欲しい。

投機で儲けた人間には呪いがかかる

真っ当なビジネスをせよ。

真っ当なビジネスとは価格に見合った(もしくは価格より安い)商品を提供することだ。
社会が何度でもこのビジネスと取引したいと思える商品を出すことである。

私の貸家は借り手がいる。
お客さんである。
お客さんは対価を払う。
毎月払う。
退去したら新しいお客さんがまた来てくれる。
そして新しいお客さんが同じように対価を払う。

これが商売というものだ。

100歩譲って株式はまだよい。
株主になって、真っ当な商売をしている会社に投資する。
稼いだ会社が配当を払ってくれる。
又は、真っ当な商売によってお金を払ってもらい、
企業価値が向上して株価が上がる。
まあ、株式投資でリタイアできる人間は少ないので、
おススメはしないが。

真っ当な商売をせず、投機をするような人間は見ないで欲しい。
不動産投機をするような人間は有害だ。
去れ!

つづく