海外不動産への投資

落とし穴

結論から言えば絶対ダメ

一部成功した投資家がやっているイメージがありますが、
海外不動産への投資は原則ダメです。
日本の不動産にまつわる契約慣行、商習慣、言語、文化、法律など。
日本以上に理解をしている場合以外では手を出すべきではありません。

例えばフィリピンなどは日本人が土地を所有することはできないのですが、
区分のコンドミニアムなどは所有できるとか。

大体修繕をするときにどのように発注したり、支払いをしたり、不具合があった場合に責任をどのように追及できるのか?
さっぱり分かりません。
テナントをどうやって集めるかもわかりません。

日本並みに理解をしている不動産マーケットなのであれば、
やってもいいと思います。
私に質問をするならば「やめておけ」と回答せざるを得ません。

海外不動産に限らない。ライオンはサバンナにいるべき

百獣の王、ライオンはサバンナに君臨しています。

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しかしながら、ライオンは海では最強ではありません。
当然です。

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海には海の王者が存在するのです。
そう鯱(シャチ)です。

川にもいるぞ!

「ワニ 画像」の画像検索結果

湿地帯で足元がぬかるむ状態ではライオンは機動力を失ってワニの餌食になるでしょう。

そう、ライオンは「サバンナ」で「弱い草食動物」を相手に戦うから最強なのです。
残念ながらサバンナでは単純な格闘能力ではライオンより強い草食動物がいます。それは
「ゾウ」「サイ」「カバ」「キリン」です。
さらに1VS1の状況だと、大型の「バイソン」にも負けます。

ライオンが最強であるのは極めて限定的な条件の下であることを理解する必要があります。

一方不動産投資家も同じです。
私が不動産で勝てる場所は
「日本」「大手不動産会社が見向きもしない不動産」「1,000万円以下」など、極めて狭い範囲での特定の獲物(エモノ)だけを狙っているからこそ、収益を上げ続けることができています。

もしも私が、株式市場へ乗り込んだらどうでしょう。
海に出たライオンのようにシャチの餌食になるでしょう。
海外不動産も同じです。
海外不動産の世界には海外不動産のワニやシャチがいます。
CMで踊らされて出かけて行ったライオンは食われるでしょうね。

まとめ

ランチェスター戦略でも弱者の戦い方は
「局地戦」で「自分より弱い相手を叩く」
戦略が最善となります。
自分より資金力が弱い、個人の実需の所有者で売り急いでいる売り主の物件を1戸ずつ食うのです。

ワンルームを押し売りされた断れない投資家が泣く泣く売りに出した中古ワンルームを買い叩くのです。

間違っても不動産業者と戦ってはいけません。
自分より弱い投資家が売る物件を、買い叩く。
この狭い世界でのみ。私は生き残れます。
しかし10年後、1億円単位の資金を動かせるようになってきたら、
また別な戦い方をするかもしれません。

をはり

ランチェスター経営に関する書籍は沢山出ているので
1冊気に入ったものを買いましょう。
判断軸が1つ出来れば役に立つこともあります。