1件目を買うのが一番難しい
私はセミナーなど、顔出しの場所にはなるべく参加しないようにしているのであるが、
セミナーによく参加する人によると、
大家ワナビー(大家になりたい人たち)のうちで、実際に物件を買うところまで進めるのは50%以下らしい。
というわけで、不動産、大家になるのは1件目が最も困難であるとは、よく聞く話である。
さて、
私も偉そうに言うが、ここ3年、新規の投資をしていない。
これはどういうことか?
確かに、2020年10月に税務調査を食らって、1,500万円の追徴を受けたという事実はあるにしても、もう3年である。
年間不動産CF500万円なのだから、すでに財務は回復したはずなのに、
全然自己資金がたまっていない。
それどころか、まだ1400万円ほど、友達ファイナンスとカードローンが残っている。
こ、これはどういうことだ!!!!
私的に色々あったにせよ、
あまりに買わなすぎではなかろうか?
すでに3年足踏み状態であるのだから、
ある意味、私が初心を忘れている。
初めて投資を志したあの日、私は信金で、
月5万円の積み立てを開始した。
あの志(こころざし)を今、最も必要としているのは私に他ならない。
勤め人の年収は当時の5倍以上だ。
手取りも3倍はある。
家族が増えたにしても、
もっとやりようがあるはずだ。
私こそ、まさに初心を思い出して、貯蓄からやり直さねばならない。
2024年は1件買う。絶対に買う。
もはや浪費家大家のレッテルを張られてしまいそうな私だ。
14室の物件が泣いている。
まる4年買えないという事態は何としても避けなければならない。
2024年は必ず1件買う。
借金をしてでも買う。
そのための計画を今日、この場で立案することにしたい。
2020年9月に購入した市川市の物件のような戸建を買って、
反撃の狼煙(のろし)を上げようと思う。
仕上がり800万円ていどの戸建を10%以上で回るようにして、買う。
今手持ちは100万円しかないが、
借金力はある。
1200万円程、資金調達力がある状態だ。
(倒産防止共済借入+嫁ファイナンス)
そう、嫁ファイナンスである。
嫁は専業主婦化してから、
相続でキャッシュフローが年800万円程度プラスなのだが、
家計は全額私負担である。
嫁ファイナンスで借入ができるのだ。
これで資産の拡大を進めるのだ。
女というものは金に汚い。
無駄にため込む性質があるのかもしれない。
金利まで徴収するのだが、
「まずは100万円だけ」
ということでテストファイナンスを受ける。
生活費を毎年300万円も妻には給付しているので、
なんだか、自分の金を自分で借りているような不思議な気持ちになる。
そうはいっても背に腹は代えられない。
ここで買わないと、
SATエア大家説まで飛び出しかねない状況なのだ。
買う。絶対に買う。
毎月のCFをしっかり固める
こう考えてみると、
私の資産の拡大は常に借入で拡大してきたものだ。
そもそも1件目の物件は、自宅であり、フルローンの住宅ローン。
2件目は嫁に借金をさせて買わせた、鬼畜ファイナンス。
3件目こそ現金だけで投資したが、妻の口座の300万を使い、
妻名義で買っている。
4件目は友達ファイナンスだし、
5件目もそう。
借りては返し、借りては返しで、
借入残高は常に一定だが、物件は増えるという拡大の仕方をしている。
三井住友トラストLFで共同担保フルローンを使い、
さらに物件規模を倍に増やした。
大家業ってヤツは借金と資産の拡大が同時に起きる。
期間経過に伴って借入が減少し、
減少した分だけさらに借りてまた買う。
それでいいと思う。
借金があるからこそ、浪費が控えられる。
自己資金を頭金にするからこそ貯蓄が増える。
攻撃と防御が両立するビジネスなのである。
私は勤め人をこのまま走らせる作戦にカジを切った。
ムスコ達が働き始めるまであと15年程度しかない。
走れるところまで勤め人を走り切って、
千葉豪族として独立するのだ。
それまでに資産規模は5億円程度、CF3000万円は欲しい。
勤め人をちゃんとやりながら、
景気変動を乗り越えて達成する。
ここからさらに一段ギアを上げて、
節約、貯蓄、投資の回転を上げていきたい。
頑張ろう。