窓際族になりたい

働き方

仕事ができない窓際族はイジメられる

窓際族(閑職に追いやられた組織人)に対する私の評価は、説明する必要もないが、最高のポジションである。
最低限の給与は貰えるにも関わらず仕事はない。
空いた時間で自分のビジネスを育成できる。
うってつけのポジションです。

しかしながらこの窓際族‥‥
「若い人は窓際族になれない」
という欠点があります。
比較的若い人は仕事ができないと、
「あっちの部署ならいいんじゃないか?」
「ウチでは手に負えないからあっちへ…」
とたらいまわしにされて、
結局社内で最も簡単な仕事の部署に落ち着くケースが多いです。

そこから事務部、倉庫部的な場所に行きついて、
ゆっくり窓際族として成長できればいいのですが、
大体、同僚からイジメられます。
女性も扱いが雑になりますし、若いだけに無駄に仕事を振られます。

私も色々な会社を見てきましたが、
仕事ができないタイプの窓際族だと。
退職するように徹底的にいじめられる人が多かったように思います。

つまり「仕事ができない窓際族は苦痛」という結論に至りました。

ソコソコ仕事ができる窓際族でなければ生き残れない

仕事ができる窓際族でなければ生きづらい。
仕事ができないとそもそも会社では生き残れない。
ある意味当然ではある。
勤め人はそもそも仕事をさせるために採用されているので、
仕事はできないけど給料が欲しいというのはおかしな話。
仕事はできなければならない。

つまり
「コイツは営業ができるが、それ以外では使えない」
とか
「経理だけできる」
とか
「法務契約部門でしか使い道がない」
というポジションがベストなのだ。

いつも言っているが、リーダーシップがあると判断されると、
部門長という最悪のポジションが待っている。
給料は3割程度しか増えないのに、マネジメントをやらされるのだ。

この最悪のポジションに進むことは何としても避けねばならない。
そのためには
① 仕事以外の人付き合いを極力減らす。(ランチ、夕食、休日)
② プライベートの話をしない。
③ 出世する気が全くないことをほのめかす。
これらの行動が重要となる。

自分が得意な仕事を一日8時間の拘束時間の中で3時間で終える。
余った時間を有給休暇に振り向けてフル消化する。
さらに日中も自分のビジネスのメンテナンスをする。

こうすることが必要だ。

異動や転勤は鬼門

異動や転勤は勤め人+アルファにとっては鬼門だ。
避けなければいけない。

折角楽に仕事が処理できるようになったのに、
他の仕事をやらされたら
新しい仕事を覚える迄に時間もかかる。
慣れた人間関係も転勤になったらゼロから作り直しだ。
時間のロスが大きいのだ。

だから「コイツは営業しかできない」
「管理しかできない」と、他では使えないが、
ココでは結構使える、でも部長とかはさせられない。
そんな絶妙な立ち位置を作る必要があるのだ。

ちなみに私の選択した仕事はこれにピッタリ合っている。
債権回収というのはまさにそういう仕事である。
もちろん私が若かりし頃はそこまで考えて仕事を選んではいない。
しかし、途中で投資用不動産販売という間違ったルートに進み、
転進したことで学ぶことができて本当に幸せだ。

大人しくしていると仕事を振られる

この点は要注意だ。
特に早く帰る人を妬んだり、足を引っ張る同僚がいたらやっかいだ。
このタイプの同僚は、
上司や社長にチクリをいれる奴だ。
そしてその上司も社長も案外こういうチクリンを重宝していたりする。

人間のマネジメントとはそういう側面もあることを忘れてはならない。
最近性善説に基づく管理が浸透しつつあるが、
まだまだ少数派と言えよう。
逆に少数派であればこそ、企業のホワイトさをことさらに強調する宣伝に力がある。
女性に平等な社会を!
と、いう社会はつまり女性を差別している社会である。
日本で人種差別禁止!
というデモを見かけないのは人種差別が極めてすくない社会であることの裏返し。
つまり日本では勤め人に優しい会社はまだまだ少数派だということだ。

『残業も1時間くらいやって帰るのがマナー』という会社も多い。
仕事が終わらないのは自分の仕事が遅いせいだから、
残業代は請求できない。
どこかで聞いたことはないだろうか?
これはブラック労働だ。
そして労働者が自発的に上記のようなことを考えるようになったら末期的。
奴隷の出来上がりだ。

話がそれた。

上手く仕事をさばいて早く帰り、無駄な残業、
そして確率論に依存した営業活動(DMやテレアポ、訪問)をやめて
効率よく売り上げを作って、颯爽と退社して有給休暇をフル消化すると、
チクリ同僚が発生する。

人のPCを後ろからのぞき込むような自主的ゲシュタポである。
このゲシュタポが上司に報告し、
上司がコイツ暇なのか?
と、思って仕事を振ってくることがある。

最近では残業をせずに定時に退社し、なおかつ仕事をきちんとこなすことが評価される傾向にあるらしいが、
旧式上司だとそうはいかないので注意が必要だ。

折角早く仕事を終わらせているのに仕事を振ってくる相手への対処法

ツイートでも触れた通り、
仕事を振ってくる相手にはミスで返す。
頑張って効率化しても無限に仕事は降ってくる。
できる人に仕事は来るのだ。

そこで仕事をしても給料は増えない。
大事なことはサボるのではなく「できない人」
になることだ。

「私は自分に与えられた仕事を終えている。だからやらない。」

と、明確に断ることもできるが、
しない方が無難だ。
これを言ってしまうと、「自己中なヤツ」というレッテルを貼られてしまう。
さらには忠誠心がないと思われてしまうし、社内でも浮いた存在になってしまう。
日本人でこのセリフを言いきれる人はなかなか少ない。

そこであえて致命的ではないものの、ミスで返すという方法をお勧めする。
「ああ、この人は営業しかできないんだ」
営業が得意な人はこう思われたら勝ちだ。

毎月自分のノルマだけこなしておけば後は自由だ。
そういう環境こそ勤め人アルファに相応しいのである。

ノルマ増幅型企業

サウザーさんも働いていたであろうブラック企業のこのタイプ。
ノルマ1億円の売り上げを1週間でやってしまった後で、
さらに1億円増やされる企業。

残念だがこのタイプはブラックだ。
高給であっても辞めた方がいい。
勤め人+アルファには向かない。

出すのは成果でなく「辞表」だ。

まとめ

今日は勤め人+アルファの大敵。

早く帰ると与えられる「おかわり」を避ける方法を書いた。
私はこれを実践している。
是非やってみよう。

をはり