目標を達成しても給料は上がらない

働き方

サウザーラジオ第216話

https://voicy.jp/channel/657/34197

そうだよな~と思った話

プロ野球選手の契約更改を例に挙げて、
勤め人にありがちな「間違い」を取り上げていました。

それは・・・・

結果を出したから給料を上げてくれという交渉

実はこの罠には私も相当長い時間ハマっていました。

そもそも資本論を読む機会もなく、
労働者とはなんなのかをサウザーさんに説明してもらうまで
考えることもなかった自分がまさに反省。

ちょっと説明は違っていますが、
要するに「労働法制」にあるとサウザーさんは喝破していました。

私が見た労働者の「権利の強さ」

日本の解雇規制はかなり厳しくて、
正社員は解雇できないのが原則です。

ウチの会社にも「クッソ使えない」社員が入社したことがあります。
(大体文系の大学院、それも二流(早慶上智以下)を出ている転職者は地雷の可能性大です。)

外の客と話が出来ない時点でクビにすべきなのに、
クビにしないのです。
私はこれが不思議でした。
バックオフィスの事務仕事に異動して、
同じ給料で働き続けるのです!!!

精神的に病んで休職してもクビにできないのです。
私の同僚だったのですが、
顧問弁護士の見解を聞いたら「切れない!」とのことでした。

一回正社員を採用してしまうと、
「定年まで面倒をみないといけない」
恐ろしい守備力ですね!勤め人。

労働者の権利が強すぎるので、給料が上がらない

使えない社員もクビにできないので、
成果を上げた社員が稼いだお金は
社員全員、つまり使えない社員への食い扶持にも回されているので、
成果を上げる社員だけに高額の給与を払うことができないというのは
面白い分析です。

使える社員はずっと働いて欲しいのが企業家にとって良い

また、稼ぐ社員に沢山払ってしまうと、
さっさとリタイアしてしまうので、
会社の中に使えない社員ばかりになってしまうという恐れもありますね。

そう考えると、いくら仕事で結果を出しても給料が上がらないのは
当たり前かもしれません。

これらの前提を踏まえてどうしたらいいのか?

つまり仕事で目標達成などする必要もないというわけですね。
勤務先で出世したい人は目標達成して、オーナーや役員にゴマをすらないといけませんが、
自分のビジネスで自立したい人にとっては意味がないので、適当に済ませる。
これが最適となります。

SからE評価まであったらどの水準を狙うかというと、
Bですね。6段階の3番目がいいでしょう。

あまりにもサボり過ぎると上司からの監視がメンドクサイので
B程度をキープしておけばいいと思います。
勤め人として最低限求められている仕事だけをこなす。

8時間かかってもおかしくない仕事を、
3時間で終わらせるよう効率化して、残りの5時間を
自分のビジネスに振り向ける。
これが基本戦略となります。

ただ、不動産投資だけですと、
そこまで時間は要らないので、
勤め人+アルファ(不動産)+ベータ(何か)
もできるでしょう。

私の場合

特に若い男性というのは給料が安いわりに、
大いに稼いでくれるものです。

私も3番目の会社では特に
一人で3年間毎年8,000万円も粗利を稼いでいましたが、
給料は年収で350万円程でした。

上場寸前まで進んでいたので、
リーマンショックさえなければうまいこと
アントキャピタルが巨大な利益を得ていたと思います。

居酒屋で愚痴っていた期間も長かったのですが、
愚痴っていても変わらないので、
私はすぐにダブルワークに切り替えました。

しかし、
当時の私はあくまでも勤め人がメインだと思い込んでいたので、
かなり勤め先の方ばかりに注力していました。

今思えば2つ目の友人と起業した会社にこそ注力すべきだったと
反省しています。

是非まだ若い人は自分の時間をどこに投資するかをしっかり考えて欲しいと思います。

をはり