揉め事に巻き込まれている
私が問題の発生源になることはあまり、ない。
基本的に未年(ひつじどし)生まれのおとなしい男だ。
未年うまれの女性は浪費家だと言うが、
男の場合にはおとなしい男が多いと言う。
まさに私は典型である。
そんな私も争いに巻き込まれることは、ある。
概要はこうだ。
ライバル企業を産みだす愚、有能な社員を切る愚、
(A社社長の愚行➀)
勤め先の取引先AとBがある。
どちらも敵に回す必要がない。
でもまあ、取引先は取引先でお互いにライバル視している場合も多い。
ライバル視程度であればいいが、
武田信玄と上杉謙信か!というくらい何度も激闘を繰り広げるような
ライバル関係の取引先もある。
セブンイレブンとローソンは多分仲が悪いだろう。
知らんけど。
まあそういう不倶戴天の敵に近いヤツが
AとBなのだ。
それも、B社を作ったのはA社を追い出されたチームメンバーである。
さらにA社の親会社Cと、B社の親会社Dも
激烈ライバル関係である。
ようするに
A社の社長は、気に入らない部下を追い出して、
自分の商売敵B社を作られたと言う話である。
おまけに、
商売敵のB社は、よりにもよって、
親会社でライバル関係にあるD社から出資を受けて設立である。
もう戦うしかない!
という関係になったのである。
私はA社時代のB社メンバーとも仲が良い。
A社とも取引がある。
非常にやりにくいので困っている次第である。
それにしても、だ。
自分の近所に、強力なライバル会社を、
それも自分が追い出した連中に作られた、
A社の社長の責任はどうなのだろうか?
個人的には大いにあると思うのだが。
まあそれでも、100歩譲って、
B社メンバーを押し出して業績が上がったのなら、
そりゃA社社長!よくやった!
という話だが、
A社は有能なメンバーから抜けてしまい、
赤字に転落したのである。
おいおいおいおい、
有能な社員を追い出したに飽き足らず。
近所にライバル会社を作られて、
それも親同士もライバル。
おまけに赤字だと?
親会社C社からの転籍でA社の社長に居座っている。
私がオーナーならばA社社長はクビだ
貴様はクビだ!
となるはずだ。
しかしそうはならん。
本来追い出されたB社社長がA社に残り、経営すべきだった。
私はそう思う。
しかし親会社Cは何もしない。
まあA社社長もたいがいアホだが、
アホを放っておくC社もアホだ。
まあ、B社のメンバー追放云々、B社設立まででも私ならクビ相当だと思うが、
どのみち、2期連続赤字の責任を取って辞めさせられるだろう。
しかし、なかなか辞めるという話が出てこない。
3月は大体そういう話が出るもんだが、
なぜか聞こえてこない。
まあこういうアホほど、C社(親会社)への根回しはしっかりやっているのだろう。
そういうところだ。
こういう宦官みたいなヤツを切らないから、
有能な人材が社外へ流出するわ、
同種同業を設立されるわ。
いいことがない。
こういう無能をトップに置いておくのは、
早期に切れば助かる癌細胞が増殖するようなもので、
時間の経過に比例、いや2次関数的に悪化していく。
私の見立てでは今期切らないと、
「手遅れです」
となるだろう。
C社経営陣の英断を待つ。
をはり