勤め人が読む日経新聞
多数の勤め人が読んでいる日経。
読まないとダメ。
読まないとビジネスマン失格。
など。
結論から言うと読む必要はない。
ジャンプを読むよりは日経を読んだ方がいいかもしれない。
そんな程度である。
事実を報道している部分に関しては単なる情報として得る分には良いが、
経済の考え方等、全くもって大本営発表に過ぎない。
事実の報道に関しては主要な点はほかのウェブメディアでも
報じられるので、それで足りる。
専門分野が必要な人は、より深い専門誌を読むべきなのだ。
何よりまず、今の日経新聞は単なる財務省の御用新聞であるから、
財務省の方針を知りたい人以外は彼らの論説に耳を貸す必要はない。
特にひどいのが、財政である。
国民一人当たり〇〇円の借金というヤツだ。
カネを発行できるのは政府、日銀、金融機関であり、
この主体は通貨を「負債」として市場に供給するという役割がある。
つまり負債により通貨を発行すると、国民、企業にとっては資産ができるのである。
国民一人あたり1億円の借金!というならば
国民一人当たり1億円の預金を供給している。これと同義である。
会計の基本、貸借対照表の常識を(意図的にではあろうが)誤るような新聞には
日本経済新聞を名乗る資格はない。
大衆向けに作られたメディアは往々にして価値が低い。
今日の日経に書いてありましたが…
残念なビジネスマンにありがちである。
そもそも日経に情報がリークされている時点でその情報は古い。
ビジネスの最前線で起きていることを後追いで報じているのが新聞である。
つまりは2次情報だ。
そして2次情報を読んで、話している時点で、これは3次情報である。
ほとんど主要なことは決まってしまった後である。
そもそも日経に報じられるようなビジネスをすることは勤め人冥利だが、
それを読んでいるからと言って偉くもなんともない。
むしろ恥ずかしい。
あらゆる情報に対して、正しい分析をして、自分の行動に反映していくことが重要なのである。
「〇〇新聞に書いてありました」
というだけならAIでもできる。
それを踏まえての話ができないのであれば、
テキトウな3次情報の拡散は下策だ。
相変わらずバカなことを書いていると思い、ついつい書いてしまった。
ザイテンでも読んだ方が良い。
をはり