指数関数的増加をナメるんじゃぁないぜ

資本主義の分析

雪だるまの球を2つ転がすんだ

給料日に給料をもらう。
給料はどのように増加するか考えてみたい。

勤続年数を横軸に、
給与額を縦軸に置いたら、
50歳まで y=ax+20万円
こんな感じで増えるだろう。

しかしだな、

不動産収入を代表としたビジネスのグラフは全く違うグラフになる。
1件不動産を買うだけなら、
y=bxに過ぎないのだが、
この収益を再投資していくことで「不動産事業」
というグラフは指数関数的増加を見せることになる。

1件目の不動産で家賃が月5万増える。
2件目の不動産で家賃が月10万になる。
この10万円を再投資するから
3件目は早く買えて家賃は月15万に増える。
借入を使って加速することになる。

給料と並走させて不動産を買い進めるということはこういうことである。
1件目を買うまでには5年かかるかもしれない。
それでも指数関数的増加は始まっているのである。
10年経つと、ゼロだったころとは全く比較にならない世界になるのだ。

新聞紙を25回折ることができると富士山に届く。
42回折ったら月に届き、51回で太陽まで届くのだ。

毎日1万円、1か月もらえるのが給料だ。その額30万円。
1日目は1円しかもらえないが、2日は2円、4日目は4円、と毎日、前日の2倍貰えるのが
ビジネスだとしよう。
5日目は8円、6日目は16円、7日目は32円、8日目は64円、9日目は128円、
10日目は256円、11日目は512円、12日目は1024円、13日目は2048円、
14日目は4096円、15日は8,192円、半分を過ぎてもまだ追いつけない。
しかし、16日目16,384円、
17日目32,768円
18日目65,536円
19日目131,072円
20日目262,144円
21日目524,288円
22日目1,048,576円
23日目2百万(端数省略)
24日目4百万
25日目8百万
26日目16百万
27日目32百万
28日目64百万円
29日目128百万円
30日目2億56百万円

これが勤め人の給料と、事業収益の加速の違いだ。
コロナの感染増加や、ネズミの増加速度のような指数関数的増加ってやつだ。

確かに大家になっても、私のようにヘタクソだったら
20年かけても勤め人の給料と同じくらいの額しか稼げないかもしれない。
しかしだな、
それでもたった15年で、家賃収入月100万、CF毎月50万円に至るのだ。

X(Twitter)でブイブイ言わしている著名不動産大家たちは、
この加速を早め、もう勤め人では絶対に絶対に絶対に追いつくことはできない世界まで
進んでいるのである。

仮に10年かかるとしても、
給料以外のビジネスを持つことから逃げてはいけないのはこういうことなのだ。

ファイナンスMBAを取得した30代勤め人

月曜の朝からくだらない話を聞いた。
取引先の勤め人が、早稲田大学という超一流大()のファイナンスMBAを取得したそうだ。
それは大いに「バカ」なことをしたものだ。
そのMBAの学費300万円(知らんけど)とDIYで戸建賃貸物件を買った方が良い。

給料は1次関数的増加だ。
月40万円の給料が45万円に増える程度の話ではなかろうか?
仮に好条件で転職できたとする。
年収800万円が1400万円になったところで、60歳で打ち切りの報酬である。

不動産は子々孫々まで続く。

自分個人の給与を上げるためとしたら、
非常に無駄な投資である。
ファイナンスMBA講座を主催する早稲田大学のビジネスであり、
勤め人は客だ。

自分の労働力(勉強時間)を投下した時間もコストとして踏まえれば、
300万円どころか、1,000万円近い投資になっているはずだ。

始めの一歩を踏み出すべきカネ(種銭)を突っ込む場所を間違えているとしか言いようがない。

その1万円は40年転がり続ける小石なのだ

勤め人で成功しようとすることは下りのエスカレーターを登ろうとしているようなものだ。

税金、車、教育費、住宅ローンなど、
「重り」がどんどんその両肩に乗せられていく。
自分の身体が老化して、動かなくなって、結局エスカレータの入り口に戻されて、
65歳でエスカレーターからはじき出される。
そんなイメージだ。

そのエスカレーターには乗るな!

確かに乗っていれば報酬がもらえる(労働力回復の経費だけだが)が、
一生懸命に上ってはいけない。
重りも持つな!
Tシャツにハーフパンツとスニーカーで乗りながら、現状維持でゆっくり歩く。
上に行く必要はない。

ゆっくり歩きながら報酬はもらう。
しかし、さらなる報酬は取りに行ってはならない。

別の例を挙げる。

雪だるまを作るために
自力で転がりながら、
もう1つ小さな小石を同時に転がすようなものかもしれない。
最初は小石を自分で転がさないといけない(種銭を貯める)
しかし、小石に「自動回転装置」を付けることができる。
この自動回転装置がビジネスである(不動産)。
現金だけでは自動的に増殖しないのだが、
自動回転装置を付けた小石は自力で転がり続ける。
2つ、3つ、4つと自動回転装置を装備した小石は勝手に転がりはじめ、
いつしか、巨大な雪玉となるのだ。

こうなったら自分は転がる必要はない。

まずは1件貸家を買え。
話はそれからだ。
DIYができない私のような人間ならば、
外注する費用まで種銭を貯める、
給料が安いなら、ダブルワークだ。

爪に火をともすように行こう。

指数関数的増加の半分の期間は遅くてしょうがないが、
その先にはまさに宇宙が広がっている。

つづく