勤め人20年
サラリーマンなんて商売を20年もやっていると、
ひどい人間には何度も遭遇する。
資本主義における資本家と労働者。
資本家は競争原理にさらされているから、
敗者は消えることになる。
しかし、現代の社会主義によって修正を受けた資本主義における
労働者ってヤツはどうしても人間の質が、
資本家に劣る。
そんな労働者が寄せ集まっているんだから、
学校みたいなもんで、イジメも当然ある。
まさにイジメ。
暴力を伴わない陰湿なイジメである。
その目的は、相手の出世を阻むことであったり、
貶めること。
または退職勧奨であろう。
さて、私も入社以来、10数年。
ずっとこれを食らってきた。
低賃金の勤め人時代のパワハラはストレートで分かりやすかった。
中程度の賃金時代のパワハラはなかった。
案外この辺に答えがありそうだが。
入社時のパワハラは、
社長に対して、いかに私が無能でクズでダメ人間かを報告するという形で行われた。
いやいや、俺入社してまだ1ヶ月なんだけど?
と、思ったものである。
あれは何だったのだろうか?
未だによくわからない。
謎である。
イジメの当事者はいずれも転職していった。
今でも不思議であるが、
今思うと、彼らは意図的に私を貶めようとしていたわけでもなく、
呼吸をするように人を貶める人間だったのだろうと思う。
人間の多様性には驚くしかないのだが、
みんなで大家さんを買う人間もいれば、
パチンコで数十万円を溶かす人間もいる。
競馬にうつつを抜かす人間もいれば、
女と見ればすぐに口説く人間もいるのだ。
私だって人のことは言えないかもしれない。
私にとっての普通は他人にとっては普通ではない。
さて。
現在進行形のパワハラ
率直に言うと、ぬるい。
これはヌルいパワハラである。
パワハラの主体は、どうしても勤め人の仕事をしていると、
相手をしないといけない部署にいる。
完全に回避できれば、無視するのだが、
どうしてもコイツの承認を得ないと仕事が進まないのである。
そんなヤツを置くなと思うのだが、
社長に取り入っていて、無能なのだが、高いポジションに居座っている。
まあ、会社にとっては癌なのだが、
社長自身も気づいていない。
気に入られるように懸命に生きているから、
まあ仕方ないのである。
コイツはコイツで必死なのである。
事あるごとに、私の仕事がいかにダメか。
私の仕事がいかに危険か。
私の仕事ぶりがいかに勤め先にとってマイナスか。
吹聴する。
全然かまわんのだが、
おれは10年以上このスタイルでやっているのだが‥‥。
要するに気に入らないのである。
もっともらしい理屈をこね繰りまわして、
1人退職まで追い込んでいる。
どうやら私もそのようにしたいらしいのだ。
ただ、私が過去受けたパワハラのレベルと比較すると、
一番キツかったのを10だとすると、
2である。
2だ、2。
銀行員の方がまだキツイと思う。
まあ楽なもんだ。
しかし、睡眠前に耳元で蚊がブーンと飛んでいたら腹が立つのと同様。
多少腹が立たないわけではないのである。
案外このパワハラが私に勤め人を続けさせているのかもしれない。
チクリの方法はあえて上司をCCに入れてメールを返信するという謎のアクションなのだが、
この文章がまたバカ丸出しなのだ。
まず、読んでも何がいいたいのか分からない。
具体的な指示でもない。
お気持ち。なのである。
多分、読書をしない人生を送ってきたのだと思うが、
とにかく何を言いたいのかサッパリわからない。
いや、ハッキリしているのは、
私をディスっていて、コイツに仕事をさせるのは危険だ。
アホだ。間抜けだ。ダメなヤツだ。
と、言いたいのだけが伝わってくる。
解雇すべきだ。という気持ちだけは行間からにじみ出ているのだ。
しかし、その隠し切れない気持ちが出すぎてしまい、
肝心の客観的事実、問題、対策が全く記載されていないのだ。
一番困るのは、一応上席者からのメールなので、
返信をしないといけない。
その上の人もCCに入っているから、スルーってわけにもいかない。
しかし、事実、問題、対応の指示が記載されていないから、
何を返信で書いたらいいのか全く不明なのである。
あるいは意図的にバカな文章を書いて、私が怒って辞めてしまうことを狙っているのかもしれない。
陰湿であるが、バカ丸出しだ。
頭が痛くなるので、こっちも、ご指導ありがとうございます!
と、バカな返事をするしかない。
時間の無駄である。
バカかもしれないが、パワハラには気を付けているような雰囲気はあるし、
指名解雇が違法であることも理解しているようだ。
そんなにやめてほしかったら5,000万円くらい退職金でも積んでくれればいいのに。
私の性格はひん曲がっているので、
こんな風に辞めて欲しそうに攻撃されると、逆に辞めたくなくなってしまう。
一番いいのは、私にいい仕事をさせて、賞賛することである。
多分すぐに成果を持ってくるだろう。
そこでSATさん!すごい!もうSATさんなしでは当社は回らない。もっとお願いします。
と、やられてしまうと、いやマジ割に合わん!
と言って退職してしまう可能性が高い。
そして、バリバリやっている時ほど、私は結構致命的なミスをする(笑)。
このように、陰湿な退職勧奨をやられると、
私は貝のようになる。
とにかくマイナスを作らない仕事をする。
自己防衛だよ。

そして、そもそもコイツなんかが、上に立つ組織のために、
利益なんて稼ごうなんて思わんわけよ。
言われたことしかしない。
俺が仮に3億利益を出す案件を持ってきたとするじゃないか?
その利益が1%でもお前に還元されるくらいならゼロにしてやんよ?
と、思ってしまう。
『隙あらば刺す』なんてことは、
私も時間がもったいないのでやらないが、
刺しに来たら反撃は、する。
何より、俺に辞めて欲しい。と、思っているなら、
逆に60歳まで居座ろうとすら、思う。
別に構わんよ俺は。
ま、北風と太陽って話があってだな。
北風攻撃をされたら、私もコートの襟を立てて防ぐ。
太陽攻撃されたら、勤め人ってコートもさっさと脱ぎ棄てる。
まるで子供みたいである。
ダメと言ったことをやる。
やってと、言ったことはやらない。
そんなに退職して欲しいのであれば、
ヨシ、腹が座ってきたぞ。
あらゆる手段を使って居座って邪魔してやる!
そんなクダラナイ日々である。
さ、自分の法人でビジネスでもやろう。
つづく