カードローンの残高は減らない

カードローンの話

今年はカードローン2件、総額1,440万円の融資枠を
全額返済して解約しようと決心していたSATです。

こんにちは

しかしながら2019年8月末時点の残高は

オリックス 630万円
SBI 200万円

合計 830万円まで減ってきました。
しかし、私は友人にファイナンスを毎月付けているので、
今月も400万円程貸す予定が既に決まっています。

結局残高は1,230万円で200万円しか減っていないのです。
さてさて、1月から7月まで7カ月も私は何をしていたのでしょう。

勤務先への返済200万円、友人からの友達ファイナンス400万円返済、株式投資150万円、融資が出なかった解体費用の一部や諸費用100万円。

ぱっと思いつくだけで850万円程資金を動かしています。
(いずれもBS内での資金移動ではありますが)

本来もっとカードローンの返済に回すべきなのです。
そもそも毎月50万円程度CFが不動産だけでも出ている私ですから、もっと返せるはずです。
それなのに200万円しか減らせていない。
挙句の果てに株式を買っている?
さらに友人への返済400万円も先にカードローンを返せば、
信用情報機関に登録されない友人からの借入よりも信用回復ができるのに!

なぜ、私は、カードローンの返済を後回しにしてしまうのでしょう。

これはおそらく一般のサラ金で金を借りる人も同じ心理状態なのだと思います。
私も借りた当初は不動産購入資金だったのです。
12%で運用できる不動産を、3%台の金利で調達して買っているわけですから、投資としては全く問題ありません。

しかしそれをしたのは2015年の話。
今2019年ですから残高はもっともっと減っていないとおかしいです。

残高が減ってきたらまた次の物件の購入のために新たに借入をする。
不足した支払が来た際にカードローンの借入をするということを無自覚に行ってしまっているのです。

幸いにしてこれまでは
三井住友トラストLF、日本政策金融公庫などが融資をしてくれていますが、地銀信金からお金を借りるのはカードローンがある限り難しいでしょう。

私は目先の借りやすさに吸い寄せられているのです。
まさに街灯に集まってくる夏の虫です。

この借りやすさはトンデモないパワーを持っています。
なにしろ、
ネット(スマホ)で金額を入力して暗証番号を入力すれば、キャッシュがポンと出てくるのです。

ATMに行ってカードを挿入して暗証番号を入力すると、現金がワサっと出てくるのです。
まあ借金ではありますが、札束は札束ですから、
本能が興奮します。

財布代わりについつい使ってしまい、
比較的日本人の中でもフィナンシャルリテラシーが高いであろう、私でさえも、返済を後回しにして、他のどうでもいい返済をしてしまうのです!

怖いですね、恐ろしいですね。

つまりカードローンの残高を減らすのでは、
住宅ローンの残高を減らすことよりも
ずっと難しいと言えます。

なぜならば「簡単に借りられるから」
です。
簡単に借りられるものはその代償も大きいのですね。
自己資金で回していれば信用も毀損しないのに、
こんなにも抜け出すのが難しいとは…。

皆さん、いくら融資枠がもらえてもカードローンは使わない方がいいでしょう。
参考にして下さいね。

をはり