現金最強伝説

現金は最高です。
最強の信用力を持っております。

最近とある会社が不動産がなければ銀行は融資してくれない。
と、嘆いていたのですが、違います。
不動産はあくまでも保全として強い担保力があるだけです。
なぜ強い担保力があるかと言えば、売ればカネになるからであり、
結局はカネに変わる力が強いからなのです。

ですから、最強なのは現金であり、
不動産を持っていることは大した重要ではありません。
不動産を持っていることよりも重要なのは
「カネを産むことが確実な商売(ビジネス)に金を貸すこと」です。
ビジネスをしていて、
そのビジネスにカネを稼ぐ能力があれば、カネは借りることができるはずです。
そしてそのカネを稼ぐ能力を客観的に証明するのが
「決算書」というわけです。
少なくとも3期連続でカネを稼いだ実績があり、
その稼いだカネが、返済額より多い。
この状況が融資期間中続く。
これらの状況を明らかにするのが「審査」だと思います。

つまりカネの裏付けはカネです。

不動産だって、なぜ価値があるかといえば、
その不動産を利用して「稼ぐ力がある」から価値があるのです。
よってすべてはカネを生み出す力に集約されるのです。

その結果生み出されたカネ(=現金)を見せることは
まさに100%の信用力です。
そもそも現金があれば借りる必要もないわけですけどね!
カネはあるけど借りる。
そんな人は絶対に銀行だって貸したいに決まってます。
いざとなったら返せるわけですからね。

十分な現金もあって、不動産まで担保にとれる?
オイシすぎますよね!

そもそも不動産投資だって、
現金を稼ぐためにやるのですからね。
現金が最強なのはあたりまえですね。
くれぐれも目的は現金を増やすことです。
借金を増やしたり、不動産を増やすこと自体は手段です。
私が8,000万の借金を負っていても何の自慢にもならないわけです。