日本人の家計防衛力が強すぎる

日々雑感

スタグフレーションの日本

デフレ化政策真っ只中の日本で、
円安が進行し、輸入物価が高騰している。

株主資本主義を進めた結果、
日本人の実質賃金は韓国に抜かれ、30年低迷する事態となっているのだが、
そこへきて輸入物価の高騰である。
特に小麦、燃料など、生活必需品の値上がりが止まらない。

個人的には外国産小麦や食用油、外国産の肉、飼料などは
発がん性物質が多いのでむしろ入って来なくて大いに結構だと思うがそれはまた別の話。

政策として実質賃金が抑えられて、
輸入物価の高騰という追加ダメージを与えられているわけだが、
まあ、日本人と言うのはエライもので、
デモのひとつも起こさずに、よく耐えていると思う。

節電、節約、節レジャー。
切り詰められるものを切り詰めて、政府に抵抗するわけでもなく、
何の意味もない消費税が掛かった商品を買う。
一食数十円という節約に楽しみを見出すという、
驚くべき国民である。

欲しがりません勝つまでは!

戦時中はこのようなスローガンを掲げて、
圧倒的物量を誇るアメリカと戦争をしたわけだが、
今の日本人も、この精神を脈々と受け継いでいると思う。

それはいい意味でもあり、悪い意味でもある。
当時もアメリカと日本の物量の差は圧倒的であったと言う。
そんな相手と戦争をするなんて狂気の沙汰である。
その狂気の沙汰をやってしまう日本人の恐ろしさである。
しかも、一定のダメージを与え、
民間人の大量虐殺をされて、原子爆弾を2発投下されるまで、
降伏しなかったというクレイジーさである。

今も全く状況は同じで、
30年も経済成長を、自ら封じている。
国債を発行して政府支出を拡大して、インフラ整備や、
研究開発をするべきなのに、それをせず。
消費に対する罰金という資本主義の否定政策を進める。

圧倒的な対外純資産を保有していながら、
国の借金でタイヘンだ!
と、やっている。
既に財務省ですらわかっているのだが、
通貨=政府債務である。
通貨は無限に発行できるもので、
ノーコストで政府は債務を増やして良い。
唯一、インフレ率だけが、政府債務の拡大を抑制するためのファクターである。

財源は「国債」で、インフレ率が適正な水準になるまで、
政府は支出を拡大しなければならないのである。

それを、年金の財源がない!
と、嘘をついて、わざわざ消費税を増税している。
そして増税した分、法人税やら株式配当への税率を下げている。
結果、貧富の差が拡大している。

圧倒的物量差があるアメリカとそもそも戦争する時点でどうかしているが、
デフレをわざわざ促進して、貧富の差を拡大する経済政策を進めるのも同様に狂ってる。
そして上記2つの狂った政策がマスコミを通じて流布されて、
国民が自分で自分の首を絞めるような政策を支持するという、狂気である。

全く同じだ。

そして、その狂気的な政策を、
「うまくやってしまう」
ここに日本人の狂気の極みを見てしまう。

バカげたことを「うまくやる」のである。
より上手に病気になるような食生活推進する。
より苦しい拷問を自分に科す。
もっと効果的に苦しむにはどうしたらいいか?
一生懸命考えているように思われる。

コロナもワクチンも一緒だ

もはやただの風邪以下の危険度に変異したコロナウィルスの感染者を一生懸命数えている。

注射しても感染予防効果が全くなく、副反応で死亡するリスクがあるワクチンを
税金で買い、海外の製薬会社にせっせと献金している。
副作用で死んでも製薬会社にはなんの責任も追及できないと言う折り紙付きだ。

明らかにどうでもいいことをしている。
どうでもいいだけならまだしも、死亡リスクがあり、
何の効果もないワクチンを打つ。
そしてそれに税金を払うのである。

泥棒にカネを払って、さらに財産を盗ませている。

日本人は総バカ化しているのだろう。

もはや風邪となったウィルスと懸命に戦っている。
(戦う必要はなく、単なる風邪として扱えば解決する)

輸入物価が高騰しているのに対して、節約で対抗しようとしている。
(消費税を廃止して、政府支出を増やし、低所得層に現金給付すればよい)

日本人はバカなことを一生懸命にうまくやる人種である。

死んでも治らないので一生やっているといい。
私はそのクダラナイ国民運動には参加しない。

つづく