手元現預金が潤沢だ

ビジネスの話

41歳のいい大人なので自慢できる額ではないが

1,000万円程ある。
カードローンを完済(融資枠700万円)したし、
さらに国税に800万円も納付したのに、こんなにある。

これまでの私は
〇 借りるだけ借りて
〇 物件を買う
〇 物件からのキャッシュフローと給与でカードローンをガンガン返済していく

という流れで10年程やってきた。
昨年(2020年)9月にも800万円ほどブチ込んで16号物件を買った。

それでもなおこのキャッシュ残高!
いつもの私であれば次の物件を探しているところである。

自宅も自家用車も持っていないので
40過ぎたいいオッサンがこの程度持っているのは当たり前だ。
自慢したいわけではない。

なんのことはない、借金だ

答えは簡単だ。
借金である。

税務調査の損害が2,000万円と見積もっていたので、
必死に資金調達をした。
結果的には1,200万円弱で収まったので、
差額が浮いているだけの状態だ。

そして調達した2,000万円のBSの右側(貸方)には当然
「借入金 1,500万円」
がしっかり計上されている。
ちなみにこの借入は法人が借りて、
私の貸付金を回収する形を取っている。

税務調査で個人の借入の金利は経費計上不可!
と怒られたので、
私の金主(きんしゅ、カネを用意してくれる人)にお願いして、
法人での借入に切り替えたのである。

1,500万円借りて、500万円程は税金の納付に充てて、
差額が浮いているだけの話なのだ。

さて、この現金は何のために持っているのか?

1,500万円借金があって、
1,000万円の現金があるのであれば、
返済した方がよいのではないか?

当然正しい発想である。
また、この1,500万円、友人から借りており、金利も7%と高利だ。
毎月9万円程金利がかかるマネーだ。

ただ、このマネー。
銀行から借りることができない私にとってはかなり便利だったのは間違いない。
納税のためにポンっと1,500万円借りられるというのは
非常にありがたい。

それでも高金利なので返済した方が、
財務的には良いのである。
しかし、私がこれをそのままにしているのは理由がある。

そう、「見せ金(みせがね)」である。

私は今後銀行融資を引いて買いに行く戦法を取ろうと思っている。
せっかく税務調査で高所得勤め人にしてもらったので、
これしか道がない。
高所得勤め人なのに預貯金が数十万円では
「オイオイ、こいつは浪費家なんじゃないか」
と、思われてしまう。
むしろ1,000万円持っていても、
「年収の割に貯蓄が少ない奴」
と、思われてしまう。

銀行とは「カネのある人に貸す」商売である。
1億円の現金を持っている人にこそ、1億円貸したがるのである。

それは悪いことではない。
銀行の融資の原資は国民の預金である。
(現代ではそうじゃないのだが、建前はそうなっている)
国民の預金を焦げ付かせるわかにはいかないのだから、
当然返してもらえる人に貸すのである。

可能性に賭けるのは融資ではなく、投資だ。
資産はないけど、可能性がある人は
ベンチャーキャピタルに行くべきなのだ。

銀行がそのような論理で動いている以上、
相手の論理に合わせるのが当然だ。

お付き合いしたい女性が「松坂桃李」が好きだったら、
松坂桃李の外見に寄せていくべきなのだ。

1月にボーナスをもらう、カードローンの完済情報が信用情報機関に登録される。

1月には賞与をゲットする予定だ。
そして2020年12月に完済したカードローンの解約情報が、
信用情報機関に登録されるのも1月中には終わると思う。

いよいよ銀行取引を開始していく土台ができてきた。
まだまだコロナの影響があるので、
時期尚早だが、法人の決算書ができる7月からは
本気で動いていくことになると思う。

大型物件でコケる可能性もある!
大型物件でコケたら勤め人卒業は無理であろう。
勝負の1年だ。

つづく