年末調整が始まる

資本主義の分析

勤め人の一大イベントである、
年末調整が始まりましたね。
私は自分で確定申告をするので、年末調整は殆んど何もしません。
全ては確定申告で行います。

たまに勤め人で頑張ると、
年末調整が出来ないタイプになることもあり、
年末調整とは縁が薄くなってきております。

この年末調整というイベント。
勤め人の脳みそを解かす恐ろしいシステムですので、
まだ年末調整だけで完結している勤め人の皆様は早めに抜け出しましょう。

そんなお話。

私が年末調整をしていたのは4年間

私が司法試験を挫折して就職したのが2005年。
2005年から2008年迄の4年は年末調整に参加していましたが、
殆んど記憶にありません。
記憶にも記録にも何も残っていないのです。
実際勤め先から提出を求められた書類を出すだけで全てが終わっていたので、何も考えることもなく税金が決まって、徴収されるシステムでした。

自分が何をしているのか、まったく理解できないままに、
スイスイと物事が進んでいくのです。
今、確定申告や法人決算をする立場になって
当時の状況を振り返ってみると、まさに家畜のようなシステムです。

産まれて成長するとエサが出てきて、自動的に給餌される。
大きくなると、家畜の屠殺場で移動させられて順番に殺され、解体され肉にされる。

大学を出て就職すると、自動的に労働する環境が与えられる。
そして労働に集中する環境が整備されており、定年まで働かされる。
定年になればさっさと追い出される。

まあ家畜と同じと言ってしまっては語弊がありますが、
何も考えなくても物事が進んでいくのはよく似ています。

とりあえず確定申告の世界へ進む

不動産投資でなくても構いません。
極論すれば開業届をすぐに税務署に提出して、
開業の準備を進めていくだけでもOKです。
とにかく、確定申告をすることです。

以前レコーディングダイエットというダイエットが流行りましたが、あのダイエットの素晴らしいところは、
自分の食べたものが全て可視化されることです。
提唱者は見るも無残なリバウンドをしてしまいましたが、
手段は間違っていません。

確定申告も、
自分の収入、支出を整理して、損益計算書を作るという行為が含まれているので、とにかくやる。
確定申告の世界へ移るのは、とても大事なことです。

そこで初めて、自分の税金がなぜその額なのか?
税金を低くするための制度に何があるのか?
を考え始めることになります。

是非今年から!
確定申告にチャレンジしてください。

をはり