毎年恒例財務状況の開示

働き方

恒例の財務状況開示

一部のコアなファンから、今年も決算書を開示せよ。
という熱烈な要求を頂いたので、
開示します。
サービス精神旺盛なので、個人の所得も開示する。

他人様に「勤め人大家」という、生き方を提案する以上は、
エビデンスを開示すべきだとは思うが、
さすがに法人、個人両方の申告済確定申告書を全部開示するのもやり過ぎである。
勤務先との関係性もある。

法人のBSとPL、所得を確認できる書面の一部で充分であろう。
ざっと勤め人で月100万、法人で月100万という収入状況である。
資産はこのブログで所有不動産を全て開示しているので、
それを見れば良い。

2007年から不動産投資を始め(28歳)、15年続けてきたのが私だ。
法人化したのは2016年で、決算は6期目となる。
法人は400万円の出資で設立したから、6年で1,600万円しか純資産は増えていない。

個人資産に関してはマンション1室持っている(ローン2,000万残高あり)だけで、
貯金もない。カードローンや個人的な借金も1,500万円程ある。
法人の決算書を見ても、個人の財務状況を見ても、
金融の分野で働いている自分としては「ショボい」と言わざるを得ない。

まあ、それでも給料で1,000万、不動産でも家賃1,000万の二刀流。
ある程度うまく言っていると自負しているが、
この程度である。

勤め人で突き抜けた人、
大家で突き抜けた人には遠く及ばない。

それでも再び私は言う。

勤め人大家こそ、持たざる凡人が目指すべき一里塚である。と。

法人の財産は全部不動産

貸借対照表を見ると
建物7,241千円
土地63,667千円が有形固定資産として計上されている。

一部の貸家の土地は個人名義のまま。
私の所有物件の総数は12件14室だが、
法人名義は11件13室である。
建物はボロ戸建なので、4年で減価償却する。
ガンガン簿価が減って、
今では700万円まで減ってしまった。
区分マンションもあるが、1室平均簿価は60万円程度である。
土地は1室平均500万円を切る水準だが、
個人名義に残っている土地が3件1,500万円程あるので、
将来的には法人に譲渡する予定なので、土地8,000ってところだろう。
まあ、こんなものだろう。

短期借入金の14百万円は
① 友人からの借入950万
② 倒産防止共済450万
である。目下返済を頑張っている。

長期借入金は
① 三井住友トラストLF 34百万円
② 日本政策公庫 10百万円
といったところ、不動産購入の借入である。

非常にシンプルである。
昨年、税金に苦しんで法人への貸付金は全部回収してしまった。
それでも足りずに逆に私が150万円ほど借りている状態である。

銀行としてはあまり貸したくないBSになってしまったが、
致し方ない。
税金をキレイに清算したので、一時的にはよしとしておく。

PL

正直言って前期は空室に苦しんだので家賃収入が大きく減った!
コンサルティング売上は気にしないで欲しい。

ざっと月100万円程度の収入だと思っておいて欲しい。
販管費の詳細は開示しない!
ただ、私は法人から給与を得ていない。
勤め人を卒業したら、
この法人から給与を取らないといけないので、
全然足りない!

金利支払が227万円あって、経常利益は177万。
法人税を払ったら手残りは136万円(+減価償却費)。

特に昨期は退去が多くて修繕費が嵩んだ。

13室もあって、純利益が136万円だ!
1室あたり10万円程度しか年間利益が出ていない!

月収100万円とは言え、非常にショボい。

個人の年収についてはまあ、ご覧のとおりだ。
所得から額面は大体推測できると思う。
40代の勤め人としてはまあ中の上くらいではなかろうか。

偉そうに発信している私も中身はどうってことない。

私が金持ちに見えるのかは知らないが、
色々ダイレクトメッセージを頂く。
しかし、残念だが、高齢の両親を抱え、
子供が3人もいて、これからお受験の連続攻撃を受ける私にカネなどあろうはずがない。

おまけにそれほど節約するタイプでもないので、
貸す金も投資するカネもない!
返すべき借金はある!

その程度である。

世の中には偉そうに発信している人は多いが、
私程にエビデンスを開示している人は案外少ない。
逆に信用に値する人は、
ある程度のエビデンスを開示できる。

口だけギガ投資家にはくれぐれも騙されないようにした方が良い。

私のような泡沫勤め人大家より、皆さんは当然上を目指していると思う。
が、私を超えることをまずは1stステップにして欲しい。

ある程度頑張れば給与だけで1,000万円はできるだろうし、
貸家を1件2件‥‥と買っていけば家賃で1,000万円はさほど難しくはない。
バラモスを倒そうとするならば、
動く石像は軽く倒せないと始まらない。

ゆっくり、一歩ずつ前に進もう。

をはり