レベルアップしたらスキルポイントを振る

勤め人卒業関連

※ 聖帝の受け売りです。

聖帝のたとえ話はいつも分かりやすい。
ゲームに例えると我々男にはスッと入ってくる。

ゲームでも経験値を積めばレベルアップする。
レベルアップしたらスキルポイントを振るのであるが、
人間も「時間」という貴重なものを使って成長していくのである。

が、自分の時間を何に投資していくか?
それが重要である。

最近聖帝がVoicyをボチボチ更新してくれて「うれしさ100倍」である。
いつも思うが、聖帝の「資本主義攻略方法」こそ、
王道であり、若者たちの希望である。
私はどうやら聖帝より年上であるが、
私も似たようなことは考えていたが、思考の深さにおいて聖帝とは比較にならぬのである。

私は弁護士になれなかったが、
高給取り勤め人になった同級生に追いつこうとして
勤め人+大家という道を選んだのである。
所詮は勤め人という枠内で物事を考えていた。
結果、今も勤め人である。

しかし聖帝の場合には
「勤め人を卒業する」
という明確な指針を持って取り組んでいたし、
勤め人という立場の存在をマルクス経済学的な観点から深く考察した。
私の選んだ道は既存の「常識」を抜け出すものではなく、
常識の延長に過ぎなかったのである。

さて、そんな聖帝(旧サウザー師匠)の提唱するスキルポイントを何に振るか?
という例え話。
私がこのどうでもいい人生においてスキルポイントをどう振ってきたか?
その結果今に至る。そんな話をしたい。

とにかく高年収が欲しかった。

聖帝でさえ、新卒の入社時には有名で高給取りの勤め人(但しブラック労働)からスタートした。

私もとにかく、新卒で就職しなかったから、
大企業に就職した友人達においつくべく、
ブラック投資用不動産販売会社に転職してしまった。

とにかく「勤め人」という職業で、スキルポイントを振っていこうとしていたのだ。
ブラック企業で、その洗礼を受けてから(26歳ごろ)、
どうやら世の中にはクソブラック企業があって、
そこでの高収入とは夢だった。
と、気づいた。

それからは自分の得意な「法的知識を活かした借金取り」という仕事をしつつ、
不動産を買って、給料+副業+家賃で高年収を実現しようとしたのである。

勤め人 10 副業 5 家賃1

こんな感じで振っていた。
一方聖帝は私と同じ年齢の頃には

勤め人 3  副業 3 家賃 9

こんな感じで伸ばしていったのではなかろうか。
世の人々は

勤め人に16ポイントを振ってしまっている。
ココで言うポイントとは収入を得られないことは除外する。
趣味のゴルフやスポーツは考慮しない。

その後私は30歳前半までに

勤め人 20 家賃5 (死ポイント 副業5)

聖帝は

勤め人 3 副業 15 家賃 12

と、伸ばしていったのである。
確かに転職をして年収UPに成功したが、
家賃ポイントには十分振れていない。
しかし、聖帝は家賃収入をある程度確保し、オーディオブック作成などの
副業ポイントを伸ばして行った。

私は勤め人に集中するために
副業は辞めた。
死にポイントも発生した。

これによって
私は確かに30代半ばで年収1,000万円を超えた(家賃合算)。
しかし、「給与に依存した生活費」の構図は変わらない。
一方聖帝は30代前半には「生活費を給与に依存しない体制」
を、構築した。

私が結婚して子供が3人いることを差し引いても、
「給与に依存しない生活」を確立するという勝負においては
聖帝のやり方の方が圧倒的に速い。

勤め人能力にスキルポイントを振っても年収UPに反映する割合が小さいのである。

その理由は当然
「給与の本質は労働力再生産の費用」
これに尽きる。

私は4回転職をしているし、
不動産を志してからも3回転職をしている。
聖帝は1社目で勤め人を見切ったのと対照的だ。

私は確かに給与年収は 400万円台 → 800万円台 → 1,000万円以上
と、転職の度に増加した。
しかしながら、不動産の方は 100万円以下 → 300万円 → 800万円
と、伸びが悪い。

給料は労働力再生産に必要な額以上は原則として支給されないのであるし、
年齢からもここから給料が伸びていく余地はほぼない。
勤め人としては頭打ちである。
ここから家賃に振っていく必要があるが、
そもそも勤め人のスキルに振っておかなければ
今頃家賃スキルだけで勤め人は卒業できていた可能性が高い。

勤め人スキルは「クビにならない最低限で良い」

決して勤め人をサボれという話ではない。
与えられた仕事は100%こなす必要がある。

できなくてもクビになることはないが、
周囲のプレッシャーが半端ではない。

ポイントは最低限振っておけばよい。
確かにある程度転職で年給料は上がる。
しかし、例えるならば
1ポイントで 年収20万円程度しか増えないのである。
家賃の場合には
1ポイントで 年収100万円増えるのだ。
この差は大きい。

勤め人ポイントは50歳頃からなんと減っていく。
自動的に減っていくのだ。
一方家賃ポイントは減らない。
大家が若かろうと、老人だろうと、家賃は増減しないので当たり前だ。

ホワイト企業に入り込んで、
勤め人ポイントは最低限だけ振って、
業務を粛々とこなし、定時に帰るし、有給休暇は全部使って
家賃ポイントに振りまくるのだ。

私は失敗したが、是非これからの若者達には、スキルポイントを失敗しないで振り、
経済的自由獲得というゴールまで最短距離を駆け抜けて欲しい次第である。

をはり