サラリーマンを卒業できるようになって生じた変化

勤め人卒業関連

勤め人を卒業できるけどしない男

こんにちわ。
勤め人卒業の収入を妻の相続で成し遂げたSATです。

妻と相談した結果、
「お前!勤め人継続!」
という指令が出ています。

妻の法人から役員報酬を支払うことで、
私の勤め人卒業は可能です。ハイ。

具体的にどういう状況かというと、
私と妻の法人は別法人ですが、
わかりやすくするために合算して1法人として計算。

売  上 3,000万円 ☞ 3,000万円(変わらず)
営業利益 2,000万円 ☞ 1,000万円(役員報酬▲1,000万円)
経常利益 1,800万円 ☞  800万円(同上)

こんな感じの法人だ。
ここから給料を1,000万円程度取ると ☞の表になると思われる。
1,000万円あれば質素に生活すればやっていけないことはない。

私は家でゴロゴロできるのだ。

しかし、
しかしである。

妻:「勤め人してSATちゃんは何すんの?」
という妻のシンプルで至極真っ当な質問である。

SAT:「いや、今のところ何をする予定もないっす」
二人:「・・・・・」

というわけでエリート勤め人を続行することになったのである。
(まぁ、そりゃそうなるわな)

妻の法人は当期純利益が出すぎて、
突貫工事で節税策を打って、
なんとか、当期純利益を800万円に抑えた。

何はともあれ、
勤め人卒業が視野に入ったというか、
いつ辞めてもいい状態になったが、
ほかにやりたいこともないし、
今の勤め人仕事は楽しいので、当面勤め人を続行することになった。

生活費は100%、俺

表面上の年収は私のほうが高いのだが、
私の法人は8,000万円の債務がある。
私自身もカードローンやら住宅ローンが残っている。
キャッシュフローは妻の法人のほうが良いのである。

が、

生活費はこれまで通り、100%私負担である。
ライフライン(家、電気ガス水道、ネット)や教育費は私が負担し、
別途妻には毎年400万円を渡して、
日常の支払い(食費、子供費用)はそこから賄う。

妻は法人から報酬を1円も取らないので、
法人には利益が残るしかない構造になっている。

私の稼ぎは実質的にはほぼ折半されている。
にもかかわらず妻の法人の稼ぎは全部妻法人に留保だ。
これはおいしい。

確かに妻からしてみれば、
私が勤め人をやめて、
妻の法人の利益を減らすだけなので、
私が勤め人をやめるメリットがない。
(補足:結婚生活を円滑に維持するためには相手に対して積極的に有利を与えるのが望ましい。有利を与え合ってこそである。ただし不利でも怒らないこと)

3人の息子がいつ、「私立の医学部行くからよろしくwwwww」
って言いださすとも限らない。
大体40歳を過ぎて、再就職しようとしても、
今のようなポジション、待遇は期待できない。

私が30代を捧げて金(カネ)を稼いできたからこそ、
40代の私も会社に置いて使ってもらえているのである。
やめるという選択肢はない。

正直言って、ここまでの年収は必要ないのだが、
カネはあって困るものでもないし、
ほかにやりたいこともないし、
勤め人の仕事はちょっと面白いし、
今の勤め先の仕事は20年もやっていて、呼吸するように仕事ができる。

家族なんだから、生活費を俺が工面するのは当たり前だ。
さらに!
妻の法人の不動産(商業ビル2棟)は築50年に迫っている。
新築に建て替える資金が必要なのだ。
あと10年も今のまま勤め人+2法人で回していけば、
結構余裕がある資金計画で、
千葉の一等地に新築賃貸マンションが完成することは間違いない。

勤め人を卒業できる状態になって変わったこと


悟りを開いたような心境と言える。
これまでは、
勤め人を卒業できる不動産CFを100万円と設定して、
がむしゃらに進んできた。

あと〇〇万円、あと〇〇万円、
といった感じだ。
あと50万円!というところで、
税務署がやってきて2,000万円持っていかれた(2020年)。
何もかも嫌になりながら、
せっせと納税のための借金を返す日々。

やっと財務が立ち直って、
一息ついて、「さぁ、またやるか・・・」
と、思ったら、妻の法人の決算書がピッカピカである。
相続の整理が終わって、
1期経過したのである。

「あれ?これ夫婦合算したら俺、働く必要ないじゃん!」
という状態になっていたのである。

あと半分走り切ろうと覚悟していたら、
いきなりゴールに立っていたのである。

マラソン20㎞地点を折り返して、
転倒して立ち上がったらいきなりゴールにいたのだ。

お分かりいただけないと思う。

キツネにつままれたような感じとはまさに私の状態である。

トニカク

いざ、その状態になってしまうと、
不思議なものである。
あんなに気を張っていたのがスッと肩の力が抜けたような感じになった。

勤め人をやめるとかやめないとか、
どっちでもよくなってしまった。
やめたい気持ちが、やめたくない気持ちより大きくなったら辞めよう。

これが今の率直な気持ちである。

かといって勤め人を頑張るという気もない。
好きな仕事はやる。
嫌な仕事はお断りさせていただく。
これだけである。

通勤はグリーン車を使うし、
原則として残業はしない。
でも7時には会社に来る。

付き合いゴルフ、飲酒はしない。

手に入れたいものを手に入れてしまうと、
憑き物が取れたようになる。
私にとってこの体験は二度目。
1回目はハイスぺ勤め人よりも稼げるようになった時だった。

SATの奇妙な資本主義の冒険、第三部は「ファミリービジネス起業編」だと思う。

つづく

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ