ちょっとしたカネを払うことが必要なケース

人間関係

上司が部下に奢(おご)るのか論争

上司が部下に奢る必要があるかという問題がある。
これを収入という観点で見ると見誤る。

専業勤め人で所帯持ちであれば、
上司の可処分所得の方が、部下の独身者よりも低い可能性がある。
ポイントはここではない。

結論から言ってしまうと、
「いざという時に守ってくれる上司か否かを表明する」
これが部下に奢るということである。

女性と二人で飯を食うことが、ある種の確認であるが、
上司部下の関係では、ここに該当する。

そもそもランチでもディナーでも誘わないという上司も、確かにいる。
この上司はそもそもマネージャーには向いていないのだが、
そこで部下とキッチリ割り勘するような上司は、

ここぞ、という時に部下は助けない。
致命的な失敗をして、クビかもしれないという場面で、
「私の指導力不足です」とは言わない上司と言ってもいいかもしれない。

昼飯の1,000円も払ってくれないということは、
いざという時にはお前は守らないし、
仕事上の関係でしかないという宣言なのである。

かといって毎食払う必要はない。
飲みに誘ったら全額、部下から誘われても多少多めに払う上司の方が出世する。
色々な人物を見ているが、そうだ。
ケチなヤツは出世はするかもしれないが、ろくな死に方をしないようである。

女に奢(おご)るべきか問題

私は割り勘などにしたことがない。
1度もない。
そもそもそんなにたくさんの女性と食事をしたことはない。
総数で言うと30人くらいじゃないだろうか。

これもケースバイケースなので一概には言えないが、
払った方が上位に立つのは間違いない。

婚活では当然(?)女性は自分を養う相手を探すから、
男性が払うべきだろう。

両性が共に相手が自分の配偶者にふさわしいかを協議するのだから、
それなりのふるまいが望ましい。

男性としては「コイツはなしだな」と、思ったときに、
もう2度と会うこともないのだから、カネを払えというのは、合理的である。
非常に分かりやすい。
女性側としてもこれはありがたいと思う。
ノーマネーでフィニッシュということが宣言されたに等しい。

逆に相手の分も払った場合には、関係の深化が見込まれるだろう。
結局異性とサシで食事をするというのは色々な意味が含まれるので、
もはや前戯といって差し支えない。

カネの払いは、まさに命の次に大切なものを出す場面だから、
ある意味イチモツを出すに近い。
まさにその人物の本質が出る。

男性であれば、あえて割り勘を提案してみて、
女性の顔色を見るといいだろう。
そこで不機嫌な表情を出す女は間違いなく、育ちが悪い。
性格も悪く、結婚でもしようものなら鬼嫁になるパターンだ。

普通の女は表情を変えずに払うだろう。非常に良い。

一流の女性となると、面白い返しを入れる。
まあそこまでは必要ない。

金払いの局面ではその人物の本性が出るのである。

カネ払いは良くしておいた方が良い

ケチってはいけない場面というヤツがある。

神社への支払い。

冠婚葬祭、神仏への支払である。
これは思いっきり攻めて良い。
これは!という人物への冠婚葬祭では思いっきり出した方が良い。

冠婚葬祭の場面は、
相手にとっては一生忘れないイベントだ。
そこで印象に残る金額をぶち込めば、
忘れられないイベントに、
ごめんなすって、と記憶に居座ることができる。

「あいつは親父の葬儀で100万包んできやがった。」

という感じだ。
人生の折に触れて相手は私に「カエシ」をしてくれるだろう。

ケチるべき支払いというヤツがある。
自分の見栄のために支払う経費である。
スーツ、バッグ、靴、時計、普通で良い。
車、家、保険など、自分の快適さを超えた水準のものへの支払いはケチるべきだ。

積極的に投資すべきなので意外なのは
「食事」である。
これはもっとも投資効率がいい。
砂糖、加工食品を避けて、
ホールフードや生鮮野菜、果物を選ぶのがいい。
動物性よりも植物性のたんぱく質が多くなるようにしたらいい。
まあこのあたりは専門書があるので各自のスタイルで学べばよいのだが、
とにかく食費である。
ここは遠慮なく投資する。

専門家への手数料
これは決してケチってはいけない。
管理会社への管理報酬、これもだ。

自分の資産を預かってくれる相手には、ケチってはいけない。
あのケチ大家と言われて、後回しにされる可能性もある。
とはいえ卑屈になる必要はない。
コストに見合う仕事をしてくれている限りは根拠のない値下げ交渉はしないことだ。

鬼のような指値(@加藤ひろゆき先生)
おおいにすべし。

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