2025年8月11日(月)

日々雑感

資金ショート真っ最中なので、3連休は家でじっとしている。
ふるさと納税返戻金でメシを食い、
タバコだけ吸って家でじっとしている。

いや、資金ショートしていなくても、
似たような生活を送っている。
結局同じ生活である。

3人の息子らも自由に過ごしている。
家族サービスで大阪万博に行ったり、海外に行かされる同僚もいると聞く。
いやいやいやいや、俺はそれには乗らねえ。

労働者階級で多少多い給与をもらっていたとしてだ。
それは長くても60歳で終わる。
それまでに資産形成、事業構築ができなければ、
そこから貧困層に転落する。これは間違いない。

実際私の親父もそうだが、
彼の場合には農業という事業があって、老後、実は一番大事なんじゃないか?
と、思われる「生きがい」「社会(家族)への貢献」を充足させることができた。

あえて資本家を目指さずに、
それぞれの世代が納得できる生き方をすればいいのかもしれん。
それでいいという説もあるが、
私という俗物は、SAT家の永続的発展、資産の承継という課題を設定した。

この一族の永続的繁栄という目標は極めて困難で、
織田信長、豊臣秀吉、武田信玄と、
名だたる名称もそれに失敗している。
一代の名声という意味ではいいのだが、自分の及ばない別の世代まで永続させるのは、
DNAの仕事で一世代の魂の仕事ではないのかもしれない。

しかしだ。
現代でそれを静かに実践している人たちも確かにいる。
徳川家は実際にまだ存続している。
(直系と御三家は徳川宗家にはなっていないようだが。)
天皇家も2700年存続している。
まあ滅亡の危機にはあるが。

私が注目しているのは、
ユダヤ人の教え「タルムード」ってヤツ。
聖丁の教え、カネと女、40代以降は健康というキーワード。
政治家がヤっている2世議員3世議員という仕組み。

超長期ではユダヤ人の教え「タルムード」が重要だ。
宗教の域に達しているが、流浪の民であったユダヤ人が生き残ったのはこの経典があったからだ。
聖丁の教えは1世代の個体の生き方を教える。
政治家がやっている承継の仕組みは、一時代(100年程度の短期スパン)での、
資産の承継テクニックだ。
これは制度が変わるとリセット、次の新しい抜け穴を発見しないといけない。

短期、中期、長期それぞれにやるべきことがある。
別に自分の頭で生み出す必要はない。
聖丁の思想だって、マルクスとロバートキヨサキや膨大な読書量から再構築したものだ。

その時々に現れる天才を模倣すればいいのである。
稚拙な独創よりも完璧な模倣だ。

今の課題は、息子が16歳思春期真っ只中であることだ。
長男は私の話など聞かないし、返事は「さぁ?」しか言わない。
まあ、この年代、特に25歳くらいまでは、こういう斜に構えたところがどうしても、ある。
私も大学を出て、司法試験をあきらめるまで(25歳頃)までは、
そんなムカツクヤツだった。

自分を特別な人間だと思いながらも、社会が全く認めてくれない。
社会だけではなく、女も認めてくれない。
親だけは認めてくれるのだが、親など話をするに値しない。
そんな感覚だったと思う。
勤め人になって、なんとか自分で生きていこうと覚悟を決めた後、
沢山読書をしながら、社会でうまく自分を適応させていこうとする中で、
親や社会に対して調和的にふるまうことができるようになってきた気がする。

その「一定の調和」ができるようになった後だ。
次の資本主義との戦いが始まるのは。

まあ息子らが30歳前後になって、その戦いを始めるまでに、
私の健康を保っておかないといけない。
頭脳がクリアじゃなければいかんのだ。
下の子が30歳になると、私は65歳だ。
まだ大丈夫だとは思うが、生活習慣病でポックリ行く可能性も否定できん。
しっかり健康は維持しておかねば。

資本形成はある程度成った。
やはりここからは持久戦だ。
徳川家康で言うところの、関東移封から、秀吉の死までの10年に当たる。
徳川家康は秀吉の姉を嫁に貰い、住み慣れた東海地方から、
開発が遅れていた江戸に移った。
私も東京に見切りをつけて、千葉の小豪族の嫁を貰って小規模勢力と成った。

ここからだ、中原に鹿を追うのは。

をはり