年の終わりの12月が1日、月曜日スタートとは区切りがいい。
勤め先の決算は12月なのだが、
この時期には、賞与の査定がある。
税金対策をする上で、決算月に賞与を決めて、
翌月に支給すると言うのがいい。
決算時点の現預金が積みあがって銀行評価が高まるし、
(支給は翌月だから決算書には現預金が減らずに残っている)
賞与額分は今期の経費計上可能なのだ。
私も勤め人卒業後はそのように支給額を決めようと思う。
賞与の査定の祭には査定というか、
人事評価みたいなイベントがある。
これがまた茶番である。
私ももう46歳なのだが、
今年の目標やら来年の目標を設定させられる。
自分で設定するというタテマエなのだが、
自分で設定するとなると、
自己資金2,000万まで積む。
その上で1件買う。
こんな目標である。
おっと、いかんいかん。
勤め人としての目標を設定するらしい。
そんなもんはない。
そもそも会社の経営方針に沿って指示を下ろしてくるだけなのに。
私の目標も何もあったもんじゃない。
さっさと指示をしろ。
それを頭を使って達成するだけだろう。
これまでも与えられた仕事をやってきただけで、
さっさと片付けてきた。
(逆に片付けられない上司もいるが)
さっさと片付けると、
退職した役員の仕事も押し付けられる。
それもさっさと整理した。
それも終わると、また他の仕事を投げつけられる。
ヒーヒー苦しんでいると、
「SATは仕事ができない。反抗的だ。」
と、こうなる。
着々と片付けてもねぎらいの言葉すらなく、
キャパシティをオーバーしたところでボロクソに貶(けな)す。
ひどい話である。
そもそも勤め人の仕事は簡単なのだが、
簡単な仕事を難しそうにやる。
簡単な仕事をやるために5人で足りるところを10人採用する。
固定費を増やすから、利益が出ない。
固定費を払うために更に案件を獲得しなければいけないのだが、
マーケットにはタマが減っている。
私なら市場にタマがないのだから、
固定費を増やさないようにする。
待つ。外注を増やして固定費ではなく、変動費として対応できるようにしておく。
そうそう、
査定の話だった。
そういう提案ならいくらでも出るのだが、
そもそも方針は社長と役員が決めている。
そもそも貴様らの経営方針が間違っているのだが、
その間違った経営方針で何とか利益を稼ごうとするから無理が出る。
無理なことをやろうとするから、
「お前は(この収益を出すために)何をするんだ?」
というようなことを言い出す。
「いや、それを決めるのはあんたらの仕事でしょうが」
としか言いようがない。
しかし。
勤め人とはそういうものだ。
アホな経営をしておいて、
「アイデアを出せ、数字を出せ」と言う。
そんな経営者に付き合って
私の目標は〇〇ですっ!
〇〇をやりますっ!
ってか?
これを茶番と言う。
作法である。
まさに茶番の季節。
官僚の世界も似たようなところがあって、
官僚ってのはとにかく組織を肥大化させ、コストを増やす。
コストを増やすから、また税収が必要になって税金を上げる。
民間企業はどんどん疲弊して貧困化する。
納税額も減る。
GDPはみるみる落ちて国家全体が貧困化していく。
アホ経営者も利益そっちのけで固定費を増加させて、
売上が足りない!と騒ぎだす。
そのツケは平社員に押し付ける。
「アイデアを出せ。」
と。
そもそも儲かるアイデアがあったら、
自分で起業するだろう。
なんでワザワザ勤め先に教えてやらんといかんのだ?
勤め人が勤め先に儲けのタネを教えるためには、
忠誠心が必要だ。
忠誠心を高めるためには、経営者が勤め人のために、
身を切る必要がある。
そうしないと、相手は身を切ってはくれないのである。
そもそも、私を後ろから斬りつけて、
退職勧奨をやってきたのである。
それで会社を儲けさせるための知恵を出せだと?
出してください、お願いします。
私が間違っておりました、ごめんなさい。
と、まず謝罪。
その上でお願いするのがスジである。
俺は言われたことは、やる。
適当に、やる。
アホな指示でも指示通りにやるが、それ以上はやらん。
やるくらいなら、自分のビジネスにリソースを使う。
賞与を減らしたければ減らしたらいい。
私は既に死んでいる。
2025年3月に給与<自分のビジネスという不等式が反転した際、
退職してもいいレベルに達していたのである。
まあ賞与は貰っておくが、実際問題、いらんのである。
そもそも役員連中も勤め人である。
役員の懐から賞与を貰っているわけでもなし。
大した仕事もしておらんくせに、
人のことを後ろから刺しに来ておいて、
誰が貴様らの手柄になることをすると言うのだろう。
おっと、いけない。
愚にもつかない愚痴を言ってしまった。
時を戻そう。
別に賞与はゼロで構わん。
その方がすっきり有給フル消化、定時退社に振り切れる。
既に私のビジネスは自立に十分な規模に到達している。
1日1時間にも満たない投資で、
ここまで大きくできたわけだし。
勤め人として労働している時間を全て、
自分のビジネスに振り向けたら、どうなるかも試してみたいところもある。
給料奴隷、賞与奴隷になってはならない。
ましてや、上司や役員だって所詮は勤め人である。
全く同じ立場である。
ヒトとして優れているわけでもなければ
尊敬できる相手でもない。
そんな人間に媚びを売ってハシタガネに拘泥するのは、
情けないことだ。
子供に見せられないよね。
をはり
2025年12月2日(火)
日々雑感