
SAT債が1口売れたのもあり、
公庫融資もあり、
資金繰りが過去最高に安定している。
500万円が目標であるところ、
400万円を超えてきた。
さらに今月は既にSAT債の償還や妻への生活費の支払いも月初に終えている。
まあ、過去の私の行動傾向は、
ここから投資物件を探し始めていたのであるが、
今の私は違う。
現金を持つスタンスに切り替えた。
本業である、大家業維持の観点から、
商品である「土地建物」は売らないが、
それ以外の資産は売却だ。
負債は「増やす」。
返済は遅く、回収は早く。
税金も払う。
結局何かというと、
銀行受けがいい財務を作る。
と言うことである。
この齢になって今頃ですか?
という声が聞こえてくるが、
人は、今日が一番若い。
今始めるのがいいのだ。
借金をしてでも現預金を持つ。
これは極めて重要である。
「脱・税理士スガワラ君」も言っていたが、
「経営は自転車操業でいい」
これだ。
全ての節税は課税の繰り延べである。
という批判もあるが、
だからと言って節税をしない方がいいという訳ではない。
では自転車操業でいい、課税の繰り延べで良い。
この理屈が正当化される前提は何か?
それは「利益が出ること」「キャッシュが増加していくこと」
これだ。
当然、利益が出ないとキャッシュは増えないのであるが、
新車を買う、航空機リースをするなどは、
キャッシュアウトするからダメだ。
キャッシュアウトするくらいなら、法人税を払って減ったとしても
キャッシュを残した方がいい。
(この点は議論が分かれる、まさに経営判断事項)
結局企業の安全性を見る上では、
キャッシュの残高で判断するしかない。
固定費を何か月払えるか?
何年払えるか?
ここが重要である。
銀行としても、キャッシュがある企業には貸しやすい。
企業にキャッシュが無かったとしても、
保証人である、代表者にキャッシュがあれば貸せる。
保証人である、親族にキャッシュがあれば貸せる。
表向きはそうではないと言っても、
銀行ではたらくイチ個人として見たら、
現金を持っているヤツに貸した方が安全だと思うに決まっている。
今まではキャッシュフロー経営を重視してきた。
収入ー支出の最大化だ。
しかし、キャッシュ残高を軽視してきた。
口座に置いてあっても金利が発生しない。
であれば返済したり、新規物件への投資に回した方がいい。
ギリギリでいいのだ。
と、いうスタイルだったが、これを転換しつつある。
しかしだな
そうはいっても、このスタイルに転換できたのは、
安定した給与収入があり、
家賃収入がそれを超えてきた。
このお陰である。
ここまで来ないと、ただ、口座に現金を寝かしておくだけになる。
口座に現金を置いておくのは、
さらに借りるため、
安全水準を超えた現金を使って新規投資をするためだ。
まずは500万、
次にポールさんが言う、
預金比率5~10%の10%、そして20%、30%、40%と増やしていく。
(とりあえず20%でいいと思う)
私の債務残高は1億円なので、2,000万円程度まで増やせたら、
借入の方を増やすよう動いていきたい。
恐らく1年も必要としないはずだ。
(借りるから!)
「キャッシュフロー&残高経営」だ。
をはり