休日に出かけるバカ

日々雑感

我が家は休日に外出はしません。
せいぜい近所の買い物がせいぜいでしょうか。

しかし世の中には休日や連休にゾロゾロと出かけていくことが一般的とされています。
平日は一生懸命に勤め先のために働いて、
休日に稼いだお金を浪費してまたしっかり
働いてもらうと。

完全に資本家のルールに組み込まれてしまっているじゃないですか!

と、いうわけで、家族の批判も受け付けず、
私は一切どこにも、連れて行きません。

多分この思考はオヤジ譲りでしょう。
私の親も、まったく子供を外に連れて行かない人でした。
見かねた母親が数回海や買い物に連れて行ってくれましたが、
それ以外にどこかへ行って遊んだ記憶はありません。

かと言って彼が悪い父親かと言えばそうは思いません。
高校生から一人暮らしで進学校に行かせてくれましたし、
大学も東京の私立大学に通わせてくれ、
仕送りも周りの学生と比べても遜色がない程くれました。
これもオヤジが浪費家でなく倹約家であったことからできたことだと思います。

残念ながらオヤジには金儲けのセンスが足りなかったので、
裕福には成れませんでしたが、
田舎では成り上がり者と呼ばれる程度には成功しているようですから、まずまず立派父親であったと思います。

と、そんな私の父親の教育もあり、
似たような父親像になっております。
子供とはずっと家にいて、読書やスマイルゼミに勤しんでいます。
長男は小学5年生ですが、必死のパッチで受験勉強をします。
家から出ません。

そもそも労働力を回復させるための休日ですから、
浪費を控えて、極力労働力を回復させねばなりません。
そこで体力を失ったら平日の稼働が下がります。
そもそも遊びに連れて行くことと、
子供の能力変化に大きな差はないでしょう。
日常生活のルールや、買い物の仕方、電車の乗り方など、
まず、サルではなく、社会生活を営む人間のルールの原則を叩き込むのが先です。

ましてやキャンプとか、アウトドアとか。
毎年夏、冬に遊びに行った子供が何人死んでいるでしょうか?
そのようなリスクを取って、
さらに金を払って、資本主義を回して、
「いい親」になった気でいる勤め人が、なんと多いことか。

私はお前らのルールには従わねえ。
けして従わねえぜ。

と言うわけで、妻と子供の苦情も聞こえません。
行きたければ自分が稼いだカネで好きなだけ行けばいいのです。
親とは言え、人様の稼いだカネで遊ぼうなどという考えを持ったら人生大いに間違うことになるでしょう。

父の教育は間違っていなかったと思いますが、
あえて言うならば大学の仕送りはもっと少なくして苦労させた方が、私の人生にはプラスだったかもしれないと、たくさんお金をくれた父親には失礼な思想を持っています(笑)。

をはり