昨日は終日出張だった。
久しぶりにデスクワークを離れて出張したら、少し気分が良くなった。
休暇を取って旅行するのはいいことかもしれない。
とはいえ、自宅にいても回復はする。
自宅に居てリラックスし、軽い運動をするのが一番安上がりだ。
一方で、出張から戻ってオフィスの自席に座ると、
愕然とする量のデスクワークが待ち構えていた。
私との面談のアポ入れのメールも山積だ。
出張で持ち帰ってきた成果を稟議書にして回付するのもひと苦労である。
一方で、それなりに勤め先の売上にはなっているのだから、
これをキチっと処理しなければならない。
他人の商売に雇われたのだから、
コスト(給料)程度はやらねばならないし、
コストからどの程度上乗せできたかが、オーナー経営者の関心事である。
貰っている給料の3倍やって普通の営業マンだと言われるが
それは正しい。
正しいが、0.5倍しかできなくても給料は下げられないのが勤め人だ。
給料が3倍になるのであれば9倍実績を出してもいいのだが、
そうはならない。
勤め人(労働力)とは下限と上限が決められた掛金である。
経営者は労働力という掛金を払う。
労働力Aは掛金の10倍稼いできた。
労働力Bは掛金を全部失った上にマイナスを作ってきやがった。
しかし掛金は一定。
そんなギャンブルだ。
経営者の気持ちも分かるが、
労働力Aも人間である。
安定的に10倍稼いできても、掛金(給料)が変わらないと、
「アホらしい」と気づく。
そんな勤め人は3倍のリターンしか稼がなくなり、
余ったパワーで自分の商売を始める。
標準的な勤め人は懸命に努力して、3倍程度の稼ぎを出して、
経営者に媚びて出世する。
出世するのは標準的な勤め人であり、
10倍できる人は案外出世しない。
優秀な人は案外オーナー経営者からは敬遠されたりする。
黒田官兵衛は秀吉から北九州に追いやられたし、
本田正信は1万石である。
実際明智光秀という優秀かつ大きな領土を持っていた家臣に
信長は殺されているのだ。
忠誠心は強いけど、忍城攻めを失敗するような
適度な秀才(石田三成)が権力者としては使いやすいのかもしれない。
謀略家は特に日本では、それほど評価もされないし、
大成功もしない。
私は諸葛孔明や竹中半兵衛のような
義理固い謀略家である軍師タイプを自称していたが、
実際それほど頭がよろしくないことに気づいた。
武力も高くないし、知力も低い、政治力も低い。
但しどの能力も平均をある程度上回っていて、
忠誠心は比較的高い。
最前線の防衛拠点に置かれる武将だと思っている。
清水宗治かな!
まさに雑記だ。
金曜日はいいぞ。
【今日の勤め人】
〇デスクワーク地獄
【俺の商売】
〇経費系月中処理
をはり