2023年12月12日 大王製紙の元会長 井高氏

日々雑感

会社のカネ106億円をカジノに突っ込むというロックな井高さん。
3年2か月の実刑で服役した東大卒。
パワーワードが多すぎてどこから食べたらいいかわからない。

そもそも大企業の御曹司という立場で産まれた上に
東大を出られる頭脳を持って産まれたのだからうらやましい。

世界有数の企業に育てたユニクロの柳井さんと違って、
会社のカネで博打を打つのだからわからない。

こう考えてみたら、
「相続・事業承継」ってのは難易度が桁違いだなと思う。
徒手空拳から2,3億の財産を築く方が楽だ。
自分で全部やればいいのだから。
これを世代を超えてつなげようとしたら無理だ。

一夫一妻制で天皇を男にし続け、さらに男系男子に限る。
これと似ている。
そもそも財産を形成できる人間は初代なので、それが1%の確率で産まれるとする。
これを維持発展させられる子供が生まれる確率も同様に低い。

そもそも自分の子供は一人二人しかいない。
原則として自分の子供には財産の承継能力を備えていない。
と、見るのが正解だ。
孫の世代まで視野を広げて何とか5,6人というところだ。
まあ無理ゲーである。

井高さんのような子供が生まれたら、
私でも「コイツは跡取りにできる才だ」と思うに決まってる。
だって、東大法学部に合格するわけだし。

しかし、博打で会社のカネを106億も溶かすのだから、
私がせっせと構築するであろう5億6億程度の資産など、
そんな跡取りに任せたら、一晩でキレイさっぱり使い切るだろう。

こう考えたら事業承継なんて考えるのが阿保らしくなってきた。
誰に承継させるか?
なんてことはどうでもいい。
3人共に、ゼロに落ちてもまた這い上がる方法を教えておいて、
孫の世代にもそのイズムを伝える。
それでいい気がしてきた。

はしたガネを稼いで、
もったいぶって相続させるのはあほらしい。
10億円も財産をこしらえて、3人それぞれ3億ずつ相続させられない、
そんな不甲斐ない自分を恥じて、今一生懸命楽しんだ方がいい。

そんなことを思った。
井高さん、ありがたい。

【今日の勤め人】
〇重要な面談
〇重要でもない会議
〇新潟案件対応
〇I県、M県データ整備
〇N氏忘年会

【俺の商売】
〇資金繰り整理
〇賞与の投資先を決める

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