2代目、3代目として産まれること

資本主義の分析

小泉進次郎という4代目

私は彼が嫌いである。
なぜ嫌いかというと、うらやましいからである。
私の親は兼業農家の勤め人で、JA勤務だった。

大学まで出してくれたので感謝している。
しかし、大学卒業後の支援はゼロである。
結婚式の費用は出してもらった気がするが、
まあそれも150万くらいか。
ご祝儀で足りなかった分40万円くらい負担してもらった。

その程度である。
一方小泉純一郎ー進次郎である。
彼らは3代目、4代目の政治家一族である。
小泉純一郎は慶応卒だが、
色々問題を起こして留学という名の国外逃亡をしている。
彼のせいで息子達は慶応に入れなったという話だ。

それでも内閣総理大臣である。
また、進次郎も関東学院大学という、名前を書けば合格できそうな
大学を出ている。
いやいや、そもそも家庭教師でも何でも付けられる家だろうに、
なぜ勉強しない?
恵まれた環境をフルシカトするのはいかがなものかと思う。
最終学歴はアメリカで買って来たようだが、
人の能力は卒業した大学で判断する私としては
これは許せんのである。

金持ちの家に産まれるまではいい。
でも、将来政治家を志すなら、
受験戦争程度の苦労はすべきだろう。

それでもトップ当選するのだから、
日本の民主主義は大いに情けない。

私は彼のそういうところが嫌いである。
苦労の後が見えない。
岸田総理はまだ苦労の後が見える。
開成から東大2回落ちて早稲田である。
うむ。
ちゃんと苦労している。

だから岸田総理が素晴らしいとは思わないが、
せめてSMART(上智、明治、青学、立教、理科大)
この辺は出て欲しい。
ある程度勉強すれば入れる大学である。

できればSAT家5代目くらいで転生したい

私は死後を信じるタイプである。
是非、来世はSAT家5代目あたりで誕生したい。
あの世でゆっくりする時間がないが、
初代プレイはもう満足したので、
次は2代目プレイを所望する。

生来の地主家系で、サラリーマンをする必要がない。
親の資産だけで食っていける状態で人生スタートである。

純資産10億、総資産20億程度。
私の教えは着実に守られたが、資産の劇的な増加がないまま、
4代目はただただ、資産を食ってダラダラするだけの人生を満喫している。
初代の教えを守って不動産は売らず、
中古住宅を持って、貸すだけの運用だ。
子孫繁栄の教えも守られていたので、私が5代目として爆誕する。
そんな設定である。

いざ自分が3代目以降のぬるま湯環境に産まれたと考えてみると、
やりたいことが思いつかない。
なるほど、確かに純一郎にしても、進次郎にしても、
親が金持ちだし、政治家が稼業だからやる。
程度の認識だったのだろう。
他にさしたる才能もないし、政治家になるしかない。と。

私もあの立場に産まれていたらそうなっているだろう。
5代SAT家に誕生した私はおそらく、規模を多少拡大するだろうが、
初代の教えに従って、倍程度に増やして、子孫を作り、
受け渡すだろう。

その上で労働者をしなくていい。
という圧倒的優位、時間的優位を活用して、
何か趣味でもやるかもしれぬ。
孝太郎の方は俳優業に進んだようだが、
まあそういう人生もありだろう。
何か才能をもって転生できたらそうしよう。

資産家に産まれるとは大変なことなのかもしれん

医者の息子ではダメだ。
代々医者よりも、代々地主の方が強い。
強いとは、時間があるということだ。

医者では毎日患者の相手をしないといけない。
労働から解放されなければ意味がない。

大王製紙の井川さんもまた話が違う。
経営者の息子で、後継者となると、
これまた忙しい。
自分が好きで始めた事業でもないのに、
一生懸命働くと言うのも、疲れる話だ。

一方、大家である。
今の私の規模でも、
一家5人なんとか生活できるだけの収入がある。
3人の息子がニートで、結婚して、孫まで面倒を見れるかと言われたら、
それは無理だ。

一家でフルニートは無理なのだ。
特に初代では、初代以降の世代が完全にぶら下がれるほどの事業規模にはならない。
徳川秀忠が、戦場にもかなり出ていたように、
2代目までは勤め人を少しやる必要がある。
勤め人を退職したら、私の事業を二人でやりながら引き継いでいくことになる。
3代目からは、もう勤め人をする必要もないだろう。
3代目も、3年程度は勤め人修行してみるのもいいかもしれないが、まあその程度だ。

3代目からは徐々にその兄弟まで事業が養うことが出来るようになってくるだろう。
こうなってしまうと、働く理由がない。
別に先祖伝来の土地建物があるのだから、それで生活できる。
ある意味、初代SATが25年の歳月をかけて資産形成をし、勤め人を卒業した25年。
これを一気にショートカットしてしまうようなことだ。

50歳近い私でさえ、卒業後の進路に迷っているのだ。
20代で働く必要すらないのだ。
何をすべきか、大いに迷う。

それが2代目3代目の苦痛なのかもしれん。

ある意味、小泉純一郎も、進次郎も、全くもって
リーダーの器ではないし、
一国の宰相にふさわくない。

でもまあ、他にとりえもなく、地盤がしっかりあるわけだし、
政治屋という堅いビジネスもある。

まあ、二世、三世がゾロゾロ産まれるのも、
当然の結果である。

まとめ
3代目、4代目は人生30年ショートカットしてスタートするが、
やるべきことが見つからず、結局良好な環境を捨てられず、
むなしい人生になってしまうのかもしれんね。

をはり