飲食店経営で成功する秘訣
©荒木飛呂彦先生
何回かは忘れてしまったが、聖丁ラジオで、
「ラーメン屋として成功するためには何が必要か?」
という話をしていたと思う。
聖丁はたくさんの事業に挑戦している。
「商品を持つ」という資本主義ゲームの1stステージ攻略のために、
具体的にどんな商品を持ったらいいのか?
自身が体当たりで挑戦して、ファンを楽しませている。
DIY築古戸建投資、音声コンテンツ販売、アフィリエイト、
観光農園、転売、ラーメン屋、化粧品製造販売
聖丁の商品を持て!というソリューションを真似した、
情報商材を売りつけるだけのインフルエンサーがいたな、そういえば。
様々な商売があるが、どんな商品・商売に狙いを定めるか?
この点が非常に難しい。
どう、難しいのか?と言われると、
辛くなった時に、「また勤め人に戻ろう」と、退路を持っている人は成功できない。
ここに難しさがあるのだと、私もそう思う。
飲食店経営で成功する秘訣は、
「俺にはもうこれしかない!これで成功するしかない」
という、崖っぷち感である。
崖っぷちに追い込まれた感じ。
それが必要不可欠なのである。
実際、挑戦を試みて撤退した人は、
撤退という道があったのである。
私も、自分では絶対にラーメン屋では成功しないと思う。
成功しているラーメン屋は、不退転の決意と、料理を得意とする人が経営している。
両方絶対に必要なのだ。
こんなにキツイくて儲からないなら、
年収500万の勤め人の方が良い。
家賃で売り上げを作った方が良い。
などなど。
逃げを打てる人は、飲食店経営のようなレッドオーシャンでは絶対成功しないと思う。
成功している経営者は才能もさることながら、
他に逃げ道がないから、前進しているのだ。
低学歴で、勤め人ではブラック労働しか選べない。
DIYをするような器用さもないので、職人にもなれない。
ラーメンで負けたらコンビニバイトで一生送るしかない。
歳食ったら生活保護だ。
これで負けたら終わりだ。
そういう覚悟である。
俺は既に勤め人として突き抜けるのは不可能だ
勤め人も同じである。
突き抜けて出世するためには、何かを犠牲にしなければならない。
付き合いの席、ゴルフなど、休日にも社内外の懇親活動に熱心に動く。
当然仕事も成果を出す。
それが前提で、出世競争のスタートラインである。
私は休日は一切勤め人としての活動はしない。
仕事は90%~100%するが、120%はやらないし、できたとしてもやらない。
出世に差が出るのは当然で、50代になったら真っ先に肩をポンポンと叩かれるのである。
それは当然であり、甘んじて受けねばならない。(抵抗するけど)
私は20代から勤め人だけでなく
大家業との2刀流で行くと決めていた。
当然、勤め人1本で出世に挑む人には勝てるはずがない。
大家も専業でやっている人には勝てるはずがない。
当たり前だ。
両方中途半端になる。
勤め人が嫌で嫌で仕方がない。
辞める前提で大家業に取り組む人がいる。
このタイプの人の方が大家業での成長は早い。
当然だ。
私は勤め人がそこまで嫌ではない。
社会的な評価もそれなりにあって満足している。
多少の不満はあるが、
強烈にやめなければならないという意識は皆無だ。
結局、1本突き抜けるためには、
強烈な動機が必要なのだ。
ユニクロや楽天など、上場してさらに拡大を求めるような人は、
人生の目標それ自体が「経営」なのだと思う。
私は自分と家族が豊かに生きられればそれでいい。
100億も200億も借金して拡大したいとは思わない。
だから、勤め人も大家も
「この程度」なのである。
早く成功したいとも思っていない。
思っていないから、叶わない。
オレが成し遂げるべき人生の課題
そんなどっちつかずの中途半端な私が、
残り半分の人生を使って何を成し遂げるのか?
という話である。
ある意味、飲食店経営者が退路を断って成し遂げた道があるとする。
私も勤め人+大家で成し遂げた道がある。
それは『カネと女という』男の課題の達成である。
この男の課題は「資本主義の第一ステージの攻略」に近い概念である。
これが達成されると何が手に入るかというと
「時間」「自由」である。
この自由を使って何を成し遂げるのか?
まさに自由だ。
人それぞれだと思う。
芸能かもしれないし、さらなるカネかもしれない。
それをどう設定するかの問題なのだ。
だから私はこの手段に過ぎない勤め人+大家の道をたどったことを後悔はしていない。
しかし、
残りの反省で成し遂げる道は、それ、つまり勤め人+大家とは別に設定しなければならんのである。
それは何か?
子孫繁栄だと思う。
子孫繁栄しか勝たん。
まずは3人のムスコのカネと女の問題解決。
私より早くである。
それからその先、孫世代の育成だ。
3人のムスコのうち最も適当なヤツに
私と妻の商売・資産を承継させる。
最も保守的で、最も質素なヤツに担当をしてもらいたい。
誰もやりたがらなければ次の世代だ。
中核となる法人は不動産の保有のみ。
他の一族はそことの取引をする法人を作って
ビジネスしてもいいし、
独自の商品を開発しても良い。
但し、SAT一族の中核法人とビジネスは不動産1本。
これでやっていきたい。
なぜならば、不動産保有、管理はどんなにアホでもできるのだ。
何世代も続いているうちには、当該世代に普通以下の人材が並ぶこともあるだろう。
その時に滅亡しないために、
本業は不動産1本に揃えたい。
馬鹿はバクチを打つな、物件を増やす必要もない。
ただただ、次の世代にそのままつなぐだけ。
まあ、私の目の黒いうちにみられるのは孫の世代までだろうが。
そして天ぷらを食いながら、SAT大権現として往生するのである。
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