金持ちとワーキングプアとホームレスの違い

落とし穴

3者いずれが優れているということではない。

私の息子はニート気質である。
名門お私立中学に合格して不登校になって、家でずっとゲームしていた。
頭にきてゲームを没収したら家出をして、警察に補導されて留置場で一夜を明かした。

「いい根性をしている」
と、思って、迎えに行かなかったのだが、
残念ながら息子は未成年者である。
私には扶養義務がある。
最終的には法的に私が責任を取る必要がある。

法治国家でなければそのまま家を出ていってもらったところだが、
仕方がない。
ゲームを与え、学業の成績は不問にするので、学校だけは行け。
と言って放置しているが、
9科目中7科目で欠点となり、名門お私立中学に呼び出された。

全くもってバカバカしい。
高校になって3科目欠点(要するに赤点)になったら、
自動的に留年させられるそうで、留年した生徒は自主的に退学していくらしい。
名門お私立中学の先生には、
「遠慮なく留年させてやってください」
と回答しておいた。

おそらく私の息子は成績が悪くて、親からどう思われようと、
先生から、友人からどう思われようと気にならない性格なのだと思う。
その時に一番楽なことをして生きる。
という性質なのだ。

私はこの性質に「ホームレスでも気にならない力」を感じた。

ホームレスでも気にならない鈍感力

実は私は、ワーキングプアとホームレスは、
この1点
「他人からどう思われようと気にしない。自分が一番楽だと思う生き方ができるか?」

この1点が違いなのだと思う。

私はホームレスは無理である。
他人が道を歩いている脇で寝たり、食事をするということはできない。
そんなことをするくらいならば、
時給800円でも働いて、風呂なしアパートに住んで何とか生きようとする。
仮に時給800円出すからホームレスをやってくれ!
と、言われたとしても無理だ。

私が思うに、ワーキングプアとホームレスには、能力的な差はないと思う。
働かなければ殺す。
と言ったら、どちらも大差ない働きをすると思う。

鈍感力の有無だけがこの2者を分ける。

金持ちとワーキングプアの差

残酷な話だが、
ワーキングプアとホームレスの差は鈍感力であるが、
金持ちとワーキングプアの差は、
まさに「知恵と勇気」の差である。
金持ちは「知恵と勇気」を持つ者である。
ワーキングプアは「恐怖と強欲」に支配されたものだ。

これは残酷な事実。
有能と無能の差だ。

織田信長と朝倉義景のようなもので、
朝倉義景の無能をなじっても可哀そうである。

ホームレスと金持ちの差

恐ろしいことだが、
ホームレスと金持ちの差は「能力」ではないと思う。
実はホームレスと金持ちの差は何もない。

「好きにしている」

どちらも好きなように生きているのである。
ホームレスは確かに「能力がない」可能性もあるが、
そもそも金持ちになることを欲していない。
その意味でワーキングプアよりも自由である。

他人からどう見られようと気にしないという能力は、
実は金持ち、ホームレスに共通する性質であると思う。

日本人にはワーキングプア気質が多い。

日本人は圧倒的多数が、ワーキングプア気質だと思う。
私もそうだ。
他人の目は気になる。
人と自分を比較してしまう。
金持ちになりたいけど、なることができない。

そして他人の目を気にして、
ろくに相談もしないで、怪しい投資に手を出して、大損失を出す。

私の息子は頭は悪くない。そして他人の目を気にしない。
恐らく勤め人は勤まらないだろう。
独立するか、ホームレスしか道はない。

それでも元気で納得する人生を送ってくれれば言うことはない。
但し、私はNEETは許さない。
成人したら遠慮なく家を出す方針だ。

私も大学までは出してもらったので、
大学に行くならば支援はするが、
そこまでである。

だから家は買わない。
息子たちが成人したら、夫婦でさっさと小さな高級マンションに引っ越すのだ!

話がちらかってきたので終わる。

鈍感力がある息子を見て
金持ち、ワープア、ホームレスを分けるものを考えた。
勉強になる。

をはり