読むべき本と多読について

読書

本を読んでいる自慢がウザいのだが。

『先月の読書数〇〇冊』

(ハイハイ。おめでとう。それはようござんした。)

という自慢がうっとおしい今日この頃。

『その割には全く身についていませんね。』
『1万%仕事に活かせていませんね』

と、喉元まで出かかっているのを引っ込めるのが大変なので、
自慢はやめて欲しいです。

歴史上成功した人が読書をやっていた!
という話はよく聞く。
それはそうだろう。

しか
読書やってる自慢に関しては

私は読書をしている、だからスゴイ人間なんだ。
というマウンティングなのである。

A ならば B であることと
B ならば A は必ずしも一致しない。

歴史に名を残してきた人は読書をしてきた。
とはいえ、
読書をしている人は歴史に名を残す。
とは言えない。

俺とお前はその器じゃない。

読書とは「質」であり、読書せずとも音声学習もある。

実際問題

サウザー師匠は多読者である。
しかし、
多読者がサウザー師匠のようになれるかどうかはまた別だ。

そして鬼才サウザー師匠ですら、
その勤め人時代は読書ができないことを問題視し、
音声学習に力を入れていたと言う。

我々凡人も
これに学ぼうではないか。
私もVoicyはもちろん、Audible、さらに白熱教室( https://note.com/fistofphoenix
これらのツールで日々、学習している。

息子に是非読ませたい本、ベスト5

1位 金持ち父さん、貧乏父さん

資本主義を攻略するための1冊。
クソみたいな本を多読するより、名著を100多読した方がマシだ。
そんな名著中の名著である。

言っておくが、
息子の人生は私の人生ではないから、好きなように生きたら良い。
しかし、彼らの生きる社会は「資本主義」社会なのだ。

野球部に強制加入させられるようなものだ。
加入する以上はルールを知らねばならない。
ルールを知らないヤツはルールを知るヤツにカモにされるだけだ。
ルールを知れ。
今自分がどんな世界にいるのか?
そしてその世界を効率よく生きるにはどうしたらいいのか?
読むしかない。

2位 嫌われる勇気

この本は20代に読みたかった。
アドラー心理学は10代、それもなるべく早い時期に抑えておきたかった。
本当に残念だ。
でも「子育て」という時期にギリギリ間に合ったのは幸せだった。

確かに世の中はカネだ。
資本主義だ。
しかし、そのプレーヤーは「人間」だ。
人間というプレーヤーとの関わりを良好に出来なければ
人生をエンジョイすることはできないであろう。

「人生の悩みは全て対人関係にある」
「他者と自己の課題を分離し、相手の課題に介入しない、自己の課題に介入させない」

このような思考の整理は極めて重要だ。
自分の人生を生きるためには、他者との関係性をスッキリさせておくことが重要。
絶対読まねばならない。

3位 徳川家康(要するに歴史)

賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶと。
これは徳川家康を読めと言う話ではない。
歴史に学べという話だ。

世界広しと言えども、
300年近くも平和で安定した国家を形成する礎を作った人はそうそういない。
欧米が戦争に明け暮れて、有色人種を奴隷化していた時期に、
平和な国家を作り上げた家康こそ、世界に誇れる日本人だ。

その家康の人生を学ぼうではないか。
今川と織田の間の弱小大名であり、人質とされた幼少期。
今川家の属国として成長した少年期。
織田信長という天才と出会い、独立を果たした青年期。
武田信玄という超人と対峙もしてきた。
さらに豊臣秀吉という天才とも戦を交え、関東に追われた。

人生の9割が逆境だったと言ってよい。
なぜ、彼はこの逆境に潰されることなく天下を統べる人物になれたのか‥‥。
1つ1つの判断、その理由を我々の魂に刻もう。

そして私たちの人生での逆境で彼の判断を思い出し、
跳ね返そうじゃないか!

そして、家康をきっかけに、武田信玄とは?
秀吉とは?信長とは?

要するに歴史に学べってことだ。

4位 The Game

天才サウザー師匠は言った。
「男の幸せとはカネと女だ」と。

シンプルな言葉だが、
ほとばしるパワーを感じないだろうか?
要はそういうことだ。

幼少期に頭がおかしかったのも、オスとしての本能のせいだ。
勉強頑張ったのもカネのためだ。

金持ち父さん、貧乏父さんで金を稼いだとしても、
女の面で失敗したら意味がない。
この本を読めということではない。

異性関係をないがしろにするな。
学び続けろという示唆である。
特に恋愛工学の世界、これは大学生迄に習得しておかねばならない。

男が足を救われるのもまた、カネと女なのだ。
女の問題を甘く見ると人生で失敗する。

あの天才ビートたけし先生ですら、
苦戦していらっしゃるように見える。
況や、我々凡人をや。である。

5位 資本論

正直、サウザー師匠が引用するまで、
私はこの書籍をマルクス主義者の教科書で、
アカの読み物だと思っていた。

しかし、
この書籍、特にマルクス自身が書いた部分、
資本主義の分析は秀逸だ。

私は実際原書を読んではいないが、
(多分私の頭脳では理解できない)
頭の良い人たちの解説書を読むと効率が良い。

1位と5位でカネの話で挟み込んだ。
2位に心理学、3位に歴史、4位に女の話。

この5冊(4分野)の読書は100%息子に薦める。

をはり