2025年に増えた仕事
エライ人同士の調整仕事である。
調整!調整!調整!
資料作成!
こんな感じだ。
なんとなく現場に出る系の仕事ではない。
社外の外注先に依頼して、
社内の決裁書類を作るような、
そんなイメージだ。
典型的なホワイトカラーの仕事なのだと思う。
今の会社に入ってから官僚と仕事をしたことがあるが、
まさに官僚っぽい仕事である。
官僚だからエライとかスゴイという訳ではなく、
伝言ゲームの中継ぎみたいなことばかりしている。
面白いとは思わない。
とはいえ、肉体系の人にはできん仕事だ。
上司も自分が〇〇年後こうなるだろうなと、
似たような学歴・能力の上司であるから、
同人種同士、コミュニケーションが円滑であろう。
こんな仕事をするために人はお勉強するのであろうか。
借金取り、不良債権の回収は面白い
私も正常債権、延滞債権(4回~6回)から期限の利益喪失後の債権まで、
手広くやってきた。
延滞が進むに連れて、面白くなってくる。
なぜならば、マニュアルが通じないからである。
正常債権は逆に、マニュアル通りにしかできない。
一部繰り上げ返済、全額繰り上げ返済、返済予定表の再交付(最近はネットで対応)、
住所変更、相続、団信適用などなど。
基本的には女性スタッフの仕事である。
私も住宅ローンの管理チームにいた時は楽しかった。
まあ女性といってもほとんどおばさんだが。
できればそういうところに再就職して、彼女たちが困っているクレーマーの相手をしたい。
初期延滞(延滞1~3回)これも手紙を出して、電話をして入金させるだけのツマらん作業だ。別に現地訪問もするわけではないし。
後期延滞(延滞4~6回)ここからは、もう期限の利益喪失の準備段階である。
私のような回収好きの変なオジサンが拳をポキポキならしている状態である。
この延滞ステージから私は担当していた。
でもまあ、こんな期限の利益を喪失していない債権などツマラナイのである。
基本ツマラナイ。
面白いのは、完全にデフォルトした債権。
更に返済がストップしていたりする債権が一番面白い。
一応の基本動作というモノはある。
まず先に担保があれば競売。
競売が終わって残債があれば請求していく。
住所を調べる→手紙を出す→連絡がなければ現地を訪問する→接触し、返済をさせる。
これである。
勤務先があれば調査もする。
法人の役員でもやっていたら見つける。登記も調べる。
自宅を見て生活ぶりも確認する。
早朝出待ちをして、跡をつけて勤務先を特定したこともある。
探偵みたいで面白い。
ただ、個人宛の債権なんてもんは所詮タカが知れている。
法人宛債権は金額で大きく動くのでこっちの方が面白い。
経営者が相手なので、個性的な人物も多い。
マニュアルが通用しないので、
自由な発想と法律を駆使して1円でも多く回収するのである。
何より、上司からアレコレ指示が飛んでこない。
担保がなければ回収できない債権で、
回収できないことを立証するのが仕事の9割である。
残りの1割に案外回収できたりするから、面白い。
私は回収が好きなのではないのだろう。
上司からアレコレ文句を言われるのがうっとおしいのだ。
細かいことを言われる商売はしない
勤め人として嫌だなと思ったことは、
独立後の商売には組み込まない方が良い。
要するに、注文主からアレコレ指示される仕事である。
なるほど、まさにコンサル業ではないか。
絶対にやるべきではないな。
金貸しは良い。
非常に良い。
言われる側ではなくて言う側である。
ただ、金貸しは低属性の債務者を相手にすると
物理的な危険がある。
最近は貸金業はやめておこうかという気になっている。
普通に多重債務で頭がやられている人とは関わらない方が良いのである。
事業資金のブリッジか、
担保ローンに限るべきだ。
クレーム商売も嫌である。
内装、リフォームはいいが、他人の家、それも実需の家の内装・リフォームは
クレームとの戦いだと思う。
絶対に嫌だ。
自分の物件をやる分にはいい。
注文者俺、工事担当俺である。
入居者からのクレームは仕方ないが、
そこは管理会社が受けてくれる。
客が付いてからの工事は外注したほうが精神的に楽だろう。
とにかく普通に仕事をしたのに
クレームを受けるような商売はしないことだ。
クリーニング店やら、理髪店やら、は本当にクレームが多いらしい。
こういう商売が苦にならない人は良いが、
私にはご免である。
特に加齢が進むと、我慢が効かなくなってくる。
客と揉めるのも疲れるから最初からやらないのが一番だ。
自分が一番心地よいビジネスをしよう。
をはり