牛を殺し、豚を殺し、クジラがかわいそうで、犬はペットショップで売るなと言う。

日々雑感

一度ベジタリアン化したことがある。

私は自慢ではないが、一度ベジタリアン、いや、
もっと厳格なヴィーガンに挑戦したことがある。

キッカケはスピリチュアルな世界にハマったことがキッカケだった。

ちょっとメンタル的にキツイ画像もあるので、
リンクはさせないが、
アニマルライツセンターという団体のウェブサイトを見たりして、
肉食が嫌になったということもある。

家畜がどのように扱われて、殺されて、肉にされるかを映像で見てしまうと、
かなり肉食という行為に嫌悪感を持ってしまう。
とはいえ、人間は動物を殺し、食って生き残ってきたのであり、
これ自体を禁止するというのは現実的ではない。

教育の一環として、
動物を育て、殺し、解体して、食う。
ということをすべきだと思うが、まあ、それは無理な話だろう。

とはいえ、ベジタリアンは実は太りやすい。
結局ダイエットとヴィーガンを比べてしまい、
ダイエットがやりやすいので肉食を再開し、ヴィーガンはやめてしまったのである。
それでも1年近く取り組んだものだ。

最近、蟹(カニ)を生きたままゆでる行為を禁止するところが出たらしい。

日本の食文化である、踊り食いにも苦情が来たようで、
電気ショックで気絶させてから殺せということらしい。
なるほど、さすが欧米は進んでいる。

しかし、牛、豚、鶏の解体シーンなど、これを優にまさるおぞましさである。
検索すれば山のように出てくるが、
まさに「地獄」とはこのようなものだと思う。
子供には絶対に見せられない。

私は子供の頃にサンマをミンチにする器具が自宅にあって、
よくそれで魚をミンチにしていたのだが、
それを見て以来、自分がミンチにされる夢を見て、夜中によく目が覚めたものだ。

何が言いたいかと言うと、
カニが残酷なら牛と豚も残酷であり、同様に飼育方法や殺害方法は法律で厳しく規制すべきだと思う。

所詮は「直感」だけ

クジラは賢いから食うなと言う連中がいる。
牛は馬鹿だから食われるわけではあるまい。
昆虫はおそらく牛よりも賢くないから、もっと食うべきだろう。

資本主義が発達したので、
食も効率よく、ウマいものを生産して売って稼がなければならなくなった。
所詮は商売だ。

最近、フランスでペットショップで売ることを禁止する法律ができたようだが、
犬猫は売ってはいけない一方で、
牛は解体されてスーパーで晒し物にされて食われている。

このダブルスタンダードはひどい。
あたかも神様であるかのように、人間の都合で動物を選別している。

牛や豚は目に見えないように劣悪な環境で飼育されて殺されて解体される。
犬や猫はペットショップで陳列されているから、目につく。
だから、売るなと言う。

目に見える小さな悪は許されず、
目に見えない巨悪は看過されるのである。

人は直感だけで愚劣な意思決定をしてしまう。
電気自動車がエコだと言っておきながら、日本の発電はほとんど火力発電だ。
かと言って、CO²を排出しない原子力発電を推進するのかと言えば、
それはダメだと言う。

皆、直感、思いつきで深く思考せずに結論を出していると思う。

思考を深める必要がある

私も目の前で女性が男に乱暴をされていたら、助けたくなる。

しかし、その女性が実は女装した男性で、
オマケに常習的に殺人を犯している人物かもしれない。
乱暴をしていると思ったら、男は実は刑事で、
殺人を止めるために乱暴をしているように見えるだけかもしれない。

資本主義における勤め人も実は巧妙に騙されている。
会社のために働き、成果を出すのが当たり前だという通念。

日本の財政が借金だらけで破綻寸前だという常識。

日本が少子化なので、移民受け入れが絶対に必要だという正論。

年金制度はもう維持できないから生涯現役社会にすべきだという真っ当な政策。

サラリーマンはワンルームマンションを買って、
金利や減価償却費で赤字を出して、所得税を還付するのだ!
という「正しい節税方法」

嘘は巧妙に隠されて、真実を知る者はその知恵を隠してひっそりと利益を得るものなのだ。

資本主義で勝つためには、
思考せねばならない。
思考して自分だけが稼げる方法を編み出すのである。

そして大多数の人には嘘を真実だと言っておき、
自分に都合の良い嘘をついて利益を得る必要がある。

悲しいけど、これは真実だと思う。

つづく