勤め先の社員が増加していく
勤め人にマネージメント()をやらせると、
社員が増加していく。
これは避けられない。
それは単純な理屈で、
オーナーや経営者が勤め人からマネージャーを抜擢すると
そのマネージャーは自分がやるべき仕事を
新しく採用した勤め人にやらせるからである。
奴隷からの脱却である。
それまでの奴隷生活から、主人になって、新しい奴隷を採用するって寸法だ。
(まあ、資本主義 VS 労働者の大枠から見ればどちらも奴隷なのだが)
そもそも非効率な仕事をしていることには興味を示さない。
勤め人は毎月給料さえ貰えれば良いのであり、
効率的な仕事をする必要はない。
毎日穴を1つ掘って、穴を埋めて1日8時間労働。
毎日10万円もらえるという労働があったとしたら、
応募者が殺到するだろう。
私でも、やるかもしれない。
まあ、そんな訳で、過去最大人員とも言うべき状態になっている。
私の最初の勤め人の職場は低賃金で多数の労働者がいるタイプの職場だったが、
仕事のレベルとしてはそれと大差ない。
にも関わらず、労働者の数は同程度いて、賃金は高い。
これは勤め人を「やる側」からすれば大変結構なことである。
さらに職場がホワイト化しているため、
離職率も低下している。
短期的にはこれで良いのかもしれないが、
彼らが40代に差し掛かる頃には、
人件費が高騰して損益が悪化していくことだろう。
売上を上げていかなければならないが、その戦略はなさそうだ。
まあ、私の方はもう46歳にもなってしまい、
給与収入は既にビジネス(大家業他)に抜かれてしまっている。
あと5年程度続けさせてもらえば、お腹いっぱいになるだろう。
他人の会社の経営方針に口を出すつもりはない。
それは勤め先でも一緒だ。
いちいち腹が立つことはあるものの、
所詮は資本家と労働者。
この構図を理解しない勤め人管理職がいるだけだ。
コレと争って消耗することほどバカバカしいことはない。
ヘイヘイコラコラ、ハイハイその通りでございます。
と、言って言われた通りにするのが一番良い。
バックオフィスが管理職のように振舞う
これもよくある話である。
ビジネスの最重要要素は「セールス」だ。
つまり営業だ。
債権回収会社における最重要チームは「回収班」ではない。
実は、「営業部」である。
そもそも回収する案件が入ってこなければ回収もクソもない。
錬金術師ではないのだから、回収する相手がいなければ回収できない。
営業こそが最重要である。
攻撃の要だ。
野村證券にせよ、生命保険会社にしろ、営業マンが最も手厚い処遇を受ける。
勤め先でもまあそうなるべきなのだが、逆転している。
管理部門が仕事をしやすくするために、
システムを導入してどんどん効率化させる。
そのシステムに入力するのは最前線の兵士だったりする。
管理部門の仕事のしやすさが追及されることで、
最前線の兵士が、本来戦うべき相手と戦わずに、
システムと格闘して、管理部門の仕事のしやすさのための労働をするようになる。
ま、財務省のようなもので、
本来各省庁が円滑に仕事ができるようにカネを融通する。
税金の徴収を円滑にする。
外為をする。という作業部門のはずが、
あたかも我こそが神であるかのように、
金融機関を指揮したり、民主的に選ばれた議員の提唱する減税を潰そうとしたりする。
本来、バックオフィスみたいな部門は
「100%外注」これが正しい。
税理士のようなもので、
常に他の税理士との業務遂行能力や提案力で売上を稼ぐようにさせないとダメだ。
せいぜい妻と愛人くらいであろう。
社内の管理部門に配置していい人材なんてものは。
本当にいい部門は、
営業部の下に営業管理課を置くのだ。
営業1部の営業1課が最強であるべきだ。
会社のエースが全力で戦闘できるように、あらゆるリソースを最適化すべきだ。
財務省もさっさと解体して、
厚生労働省、経理部、国交省経理部、と分けたらいい。
民主的な軍隊・偏差値重視の軍隊は弱いのだ
資本主義戦争を戦う上で、民主的な企業運営は、負ける。
大東亜戦争でも、
大本営が最前線から遠く離れた場所で指揮をしていたという。
勉強ができて出世した軍人が中枢の組織になって負けた。
武田信玄も上杉謙信も義務教育すら受けていない。
戦争に必要なのはセンス、センス、センス。
センスがあるヤツをどんどん引き上げなければならん。
つまりセールスであれば、
売上が高い営業マンをいかにフル稼働させるかが重要であり、
彼に事務処理など一切やらせる必要はない。
社長なみの待遇でいい。
つまり秘書的な補佐官を付けて、セールス以外は全て補佐官にやらせたらいい。
給料もドーンと弾んだらいい。
管理部門なんて切っても同様の仕事をやりたいのはたくさんいるのだから
遠慮なく低賃金で使い倒したらいい。
ま、ここまでの話は、
一切出世しない、万年ヒラ社員の俺のたわごとである。
をはり