激務・高年収の勤め人をしないこと。

資本主義の分析

キーエンスと言う会社があるらしい。

Yahooファイナンスによると、
従業員の平均年齢が35.8歳、平均年収が1,700万円超である。
総合商社を上回る年収である。

このような会社で働くのは経済的自由を得るために良いことなのか?

私のブログを読んでいる人ならば、
私がNo!ということを理解できると思う。
この会社の強みはガチガチに管理された営業にあるらしい。
社員がいつどこで何をしていたのか、厳密に管理されるらしい。
(ZAITENという雑誌で読んだ)

有給も完全には消化できないようだ。
土日は休めるらしい(というか休めなかったら違法だ)が、
管理職になるとそれすらできないとか…。

資本論では、労働により産み出された価値の蓄積こそが資本らしい。
なるほど、キーエンスの盤石の財務諸表の裏には
30歳で家が建ち、40歳で墓が立つと言われる激務労働があるようだ。

恐らくキーエンスの社長は資本主義をよく理解している。
価値は全て労働から産まれるのであるから、
労働者を徹底的に管理して、徹底的に使い倒せば、
利益が上がることを熟知しているからこそ、
厳しい管理労働システムを採用しているのだろう。

繰り返すが、こんな会社にいては経済的自由は獲得できない。
貯金はできるかもしれないが、
資本家になるための準備が全くできないだろう。
50歳まで生きていられるかどうかも疑問だ。
仮に50歳まで28年間で毎年1,000万円貯蓄して、2.8億円貯められたとする。

不動産に投資してレバを掛けて福利で運用していけば、2.8億程度の純資産は積み上がるだろう。
恐らくキーエンスで長く働く人は頭が悪いのだろう。

ホワイト!ホワイト!ホワイト!

大事なことはホワイト労働の企業に潜り込むことだ。
ブラック企業に要るのであれば、まずブラック企業を辞めることだ。
年収は極論すれば500万円で良い。
100万円で暮らして事業をするための資金を貯め、
その資金を元手に資本家になることである。

私のようなアホでも、
不動産を10年もやっていると、毎年500万円程度の自由になるカネができる。
オマケにホワイト労働なので、カネを使う時間もある。

1にホワイト勤め人、2に商売づくり。
3,4がなくて5で卒業である。

全ての価値の源泉は労働力であるとすれば、
自分の労働力を温存して自分の資本形成のために使わなければ
資本主義経済の中で、平民から資本家になることはできない。

「高給取り」より「有給取り」である。

をはり