日本銀行は打ち出の小づち~真奴隷解放宣言~

資本主義の分析

日本銀行はいくらでもお金を印刷できる

と、言っても実際に「印刷」されるのはわずかだろう。
実際には電子的な数字が撃ち込まれるだけである。
そしてそのお金で今、証券取引所で
ETFを買いまくっているのである。

https://www3.boj.or.jp/market/jp/menu_etf.htm
(日銀の買い入れ状況を開示するウェブサイト)

なんの意味があるのかと言うと、
単純に株式を持っている投資家の株を高値で維持しておくだけの意味しかない。

特に外国人投資家が多い日本のマーケットでこれをやる意味は
低い。

株式を持てるような資産家にとっては歓迎すべき政策。
一方株式投資とは縁がない貧乏人には全く無意味な政策である。

庶民は大いに怒って良い場面だが、
大多数の国民はアホである。
そしてアホだから怒らない。
有権者を無視した政策が行われても怒らず、
緊縮財政を続ける政府をかれこれ6年以上支持してきた。

国は借金で大変だ!という嘘。

これを私が詳しく説明するまでもないが、
そもそも借金で大変なのに、株式投資をするってどういうことだ?
と、思わないのだろうか。
国民に10万円を配るという政策に対しては、
散々嫌がるくせに、
株を毎年12兆円買うという政策は政府の判断でできるというのは、誰がどう見てもおかしな話だ。

そう、政治が完全に頭のいい人たちによって、私物化されているのである。

金持ちは少数でなければならない。

道路が渋滞する理由は「誰もが車に乗るから」である。
少数しか車に乗れなくなれば、
大いに快適な道路となる。

つまり、金持ちは
圧倒的多数の貧乏人を安い給料で奴隷のように扱うのが快適なのである。

貧乏人が金を持ってしまったら、
金持ちである自分と同じような生活をしてしまう。
働く人がいなくなってしまうのだ。
それは困るから、
圧倒的多数の国民を貧乏にしておかなければならない。

そのために法人を持てるような金持ちの税金は安く、
株の配当への課税は低く、
そして消費税は高くするのである。

少数の金持ちが快適な暮らしをするために、
国民の多数は馬鹿で貧しいままにしておくのが、とても都合が良い。

奴隷制度がなくなった本当の理由

人道とか権利という言葉は不要だ。
要は、暴力で支配するまでもなく、
奴隷が自ら率先して奴隷労働をするシステムができたから、
奴隷制度がなくなったのだ。

奴隷とは即ち、
ブラック労働者のことだ。
特に非正規労働者。

これは即ち奴隷だ。
1日の生活ができるギリギリの給料しか貰えない。
そもそもこのような労働形態は昔は違法であったが、
竹中平蔵という天才がこれを合法化した。

そして派遣社員という制度を作り、
その派遣会社の役員に就任するという政商っぷりだ。
大学教授というより商売人に近い。

自由のための戦いを始めよう。

私達は企業にこき使われるために、
受験戦争をやらされた。

45分毎にチャイムが鳴り、
奴隷として時間通りに行動、
集団行動をするようにしつけられて育った。

そして、挨拶をし、年長者を敬って、
経営者や資本家に対して失礼な態度を取らぬよう教育された。

そして晴れて勤め人となり、
歳を取って使えなくなるまで労働させられる人生をスタートした。

給料は生活に必要な範囲でのみ支給される。
昭和までは家族を持てるだけの給料を払ったが、
グローバリズムによって、
人件費が安い海外で生産したり、
国内も移民を入れて働かせればいいので、
家族を養うための給料なんか払う必要はない。

頭の悪い国民には
非正規労働でその日生きられるギリギリのカネを渡せば良い。
そんな日本にしてきてかれこれ30年。

何も考えずに生きていたら、
合法的奴隷のような人生になる。

経済的自由を勝ち取るしかない。
戦うしかない。
戦わなければ勝てない。

勤め人をしながらビジネスをしよう。
思いつかないなら大家になろう。
そうしないと65歳までその日暮らしの生活費を貰って生きる奴隷のような人生を送るしかない。

戦おう、同志たちよ。

つづく