日本に必要なのは「無駄」である

日々雑感

生産性向上…うるせーバカ

いま一番うっせーわ!
と思うワードである。

「生産性向上」

もう何とでも取れるこのフレーズ。
聞き飽きたと言わせて頂こう。

言ってしまうが、
生産性なんか上げる必要はない。
不景気の時に大事なのは「需要の拡大」
である。

消費税を上げて、正社員から派遣労働者に切り替えて、
庶民の年収を引下げ、
さらに労働移民まで受け入れている。
(技能実習と言う欺瞞)

今世間で言われている生産性向上は要するに
「少ない人数で同じ量の仕事をしろ、いや、むしろもっとやれ」
ってことだろう?

そもそも消費(需要)が増えないのに、
生産性なんか向上しても受け入れる需要がないのだから意味がない。

水が1日1リットルしか飲めないのに、3リットル生産して何か意味があるのだろうか?
結果的に値下がり=デフレになるのは明白だ。

政府が無駄なお金を使っている?
おおいに結構なことじゃないか。

不景気にバンバン投資(消費)できるのは政府しかいない。

デフレが長期化しているのに、
生産性を上げるための設備投資をするバカな企業はない。

そう、今言われている生産性向上は、単なるコスト(人件費)カットなのである。
「目障りなSATを殺して来い。」
というと問題があるので、
「最近SAT君は元気が良すぎるから、長めの休暇を取ってもらおうか。」
と言い換えているようなものだ。

将来収入が増えないのだから、
民間はカネを使わない。
貯め込む。
将来の不安に備えるのは当たり前だ。

その時にカネを使うのは「政府」である。
デフレが完全に息の根を止めるまで、バカスカ金を使うのである。
① 子供には毎年100万円/1人給付。
② 年金は国債で補填して2倍にする。
③ 消費税なんかもちろんゼロ
④ 最低賃金は時給2,000円、現状との差額は国費で補填する。

どんどんやればいい。
これで恐らく韓国にも抜かれた民間給与はめでたく、韓国の2倍になるだろう。
おめでとう!

当然今まで米と納豆しか食えなかった国民は肉を食う。
旅行もする。
家電も買い替える。
あっという間にデフレから脱却するはずだ。

インフレバカ

当然、ハイパーインフレという批判が来る。
この言葉を出して財政拡大を主張する人間は偏差値が高かろうとバカである。

部屋の温度が14度でとても寒い。
寒いからストーブを使おうとしているのに、
「部屋の温度が35度になったら脱水症状で死ぬぞ!」
と、言っているようなものだ。

バカ確定である。

23度になったらストーブを止めるに決まってる。

インフレ率が安定化した段階で政策を変えるに決まっている。
消費税も再導入するし、税金で給与を補填するのも段階的に減らす。
当たり前じゃないか!

なぜ14度の時にさらに13度に下げるような政策
(消費税増税、労働移民受け入れ)を取るのだろうか?

政府は率先して無駄遣いをするべきだ。
特に消費意欲が高いが、金がない国民にカネがいきわたる政策を取るべきだ。

もちろん、本当に無駄なことはしない方が良い。
高速道路の整備とか、老朽化したインフラへの投資とか、
介護職への給与補填とか、もちろん重点施策へ効率的に投資すべきだ。
モチロン財源は国債。

ただ、ここまで政治が何もしないとなると、
逆に無駄遣いをしろと言ってもいい気がする。

俺も無駄遣いをするぞ!

金を貯めて貯めて、
80歳で10億円のキャッシュを持って死ぬのはばかげている。

安定的に資産を増やしながら俺は楽しむ道を選ぶ。
全然関係ない話だ。
最大の無駄は教育費だ!

投資対象は子供、リターンは子供に帰ってくる。
投資するのは親で、リターンを受けるのは子供だ。

なんという無駄だろう。

これを無駄と言うと違和感がある人が多いだろう。
そう、
何が無駄で何が無駄ではないかなど、誰にも分からない。

無駄だと思っていたことが、意外に大事なことだってある。
基礎研究などその最たるものだろう。

無駄だけど役に立つかもしれないことに投資できるのは、
政府だけだ。
率先して無駄に投機しよう。

をはり