新しいことを始めなきゃの不安

考え方

脅しである

挑戦、成長しなければいけない。
これは脅迫である。

結論から言ってしまうと、これは「搾取」なのだが、
資本主義の常道である。

勤め人をやっていても、
「俺、このままでいいのだろうか?」
という漠然とした不安。

あるね。
私も大家業をやっていなかったら、40代も中盤を過ぎて、
恐怖に襲われていただろう。
この会社にいていいのか?
役員になれないなら、転職したほうがいいかも?

そうなっていたかもしれない。
一生くいっぱぐれしないスキルを身につけないと!
と、資格を取ろうとしてみたり。

現状に不安を感じて、何かしないと!
と、焦ってしまう。

ありがちである。

私も過去、宅建を取ろうとしてみたり、
中小企業診断士のテキストを買ってしまったこともあった。

しかし、3日経たずに、やめた。

逃げと言えばそうかもしれないが、
結局、大家業に集中する。
という結論に達したのである。
モチロン、今の勤め人の業務を考えたら、
中小企業診断士は取るべきだ。

ただ、勤め人事業に関しては、
伸ばさなくていい。
残り15年を切った勤め人人生。
大家業は少なくとも75歳、頭が動けば80歳でもやれる商売だ。
トータルで考えたら間違いなく大家業に注力するべきなのだ。

宅建も確かにあれば、
売買仲介1回決めて数百万のようなチャンスも何度かモノにできるだろう。
が、「金槌を持っている人は全てが釘に見える問題」
が生じる。
木刀を買ったら素振りしてしまうものだ。
大家業とブローカー業は不動産を扱うが全く違うビジネスであり、
同じボールを使っているからと言って、サッカーとバレーボールが同じだと
いうようなもの。
扱いが全然違う。

優先順位を定めて1位に集中投下する。
これをしないと勝てない。
特に私などは勤め人もいまだに並走させている。
さらに何かをするよりは2つしっかり回すことに注力しないとダメなのだ。

2つに絞っていても、だ。
私は勤め人としてはいまだに部下がいたことがない46歳。
大家業でも中途半端な規模である。
二兎追うものは一兎をも得ず状態である。

くれぐれも新年の魔力で新しいことを始めてはいけない。
いいことは、年初だろうが、春夏秋冬、めぐり合ったら即始めたらいいのだ。

トヨタは車しかやっていない

くれぐれも新しいことを始めるのは悪手だという前提を持ってほしい。
大企業はほとんど1つのメインビジネスを持っている。
それを磨き上げた企業が勝ち残っている。

確かにトヨタも、レンタカー、車を売るための金融などを手掛けているが、
あくまでも主砲は自動車の製造である。

まあ、日本のメディアなどは本業赤字で不動産事業のほうが強かったりしているが、
これは本業、本筋を間違えているから客が離れているだけだと思う。

何か新しいことを始めるのは、今の道を極めてからで遅くない。
私で言えば、千葉No.1の賃貸戸数の大家になってから考えればいい。
〇客付けを自分でやるために賃貸仲介専門の関連会社を作る。
〇リフォームを自社で行うためにリフォーム会社を作る。
〇登記を社内で行えるように司法書士を採用し、外部の仕事も取る。
などなど、不動産は裾野が広いビジネスだ。
とはいえ、メインは貸家業。
ここは外さない。

個人レベルでも自分の主業は何か?
考えないといけない。
おすすめはしないが、勤め人を主業にしてもいいと思う。
ただし、定年までには金融資産2億円程度構築できるよう、
投資でもなんでもやっておくべきだ。
勤め人としても、営業、経理、人事など分野を絞って、
当該分野では圧倒的な知識量と実績を出していく。

まあ、30歳も半ばを過ぎてから、
集中と選択とか言っている時点でもうダメな気はする。
選択はすでに終えていなければならない。
とはいえ、一番若いのは今だ。
何もないなら何か持たねばならん。

生兵法は大けがの元

特に中年になって、不動産投資や株式投資、仮想通貨に目覚めるのも危ない。
というか、カネがあるバカというのは、
業者の絶好のカモである。

不馴れな投資に手を出してはいけない。
REITやINDEX投資に留めるべきだ。
これらの上場有価証券は、金融商品取引法があり、
ド素人をある程度保護してくれる。
(そのかわり利益も薄い)

くれぐれもちょっといいな。
と、思った程度で手を出してはいけない。
私にも大家業ワナビーが相談に来るが、まずは貸家を1件、法人を作らず、
個人で買えと言っている。
仲介手数料分だけ損をしても同じ値段で売り逃げられる程度の戸建で
始めることをお勧めしている。

そもそも大家業が合わない可能性もあるし、
実際経験してみたら思ったのと違った。
ということもある。

いきなり借入を使って新築ワンルームなど、
買った瞬間出口なし。
というのは危ない。

新しいことを始めたくなる時期だが、
くれぐれも、
新しいことを始めるよりも、
まずは自分の持っているモノ、チカラの棚卸から始めるべきだ。
(まずは捨てることから始めるのがプロである。)

をはり