出世の圧力と戦う

働き方

管理職になる≒ブラック企業に転職する

私もいい歳なので、
銀行であれば支店長になってもおかしくない。
政治家にも自分より若い人が多くなってきた。

大過なく勤め人をしていると、
経営者からの信頼も得て、昇進という名の過剰労働を迫られることになる。

「昇進祝い」という言葉があるが、
全然めでたくない。
まずはこの大前提を理解しなければなるまい。

仮にヒラ社員の40歳の給料が800万円だとする。
部長職の給料はいくらだろうか?
仮に1,000万円ならどうか?
はたまた1,200万円?(1.5倍)
1,600万円ならさすがに部長の方が‥‥

これは企業によって異なるが、
ネットのとある記事によると、
40代課長でヒラと課長の年収格差は400万円程度らしい。(上場企業)
50代ではヒラと部長の格差が600万円だそうな。

残念ながらこの程度の給与格差でヒラか部長かを選べと言われたら
ヒラを選ぶ方が100%賢い。

600万円とはどの程度かと言えば、
600万円の貸家の家賃10件分だ。(手取り利回り10%)として。

そもそも50代部長ってあと何年働くことができるのか?
どうせ10年も経たないうちに定年になる頃だ。

貸家の場合には継続的な投資やリフォーム費用は必要になるものの、
60歳以降も家賃を回収していくことができる。

400万円の昇給であれば8件分の貸家程度の昇給だ。
20代から勤め人にコミットし続ければ40歳で課長になれるのだろうが、
その長期間の努力も決して無視できる時間ではない。

勤め人の昇進競争に参加するということはある意味、
折角ホワイト企業に就職したのに、ブラック企業に再転職するようなものであるともいえる。

勤め人管理職とは何か?

現代の管理職と言うものは、
管理職兼営業担当者という兼務に近い。
カッコよく言えばプレイングマネージャーと言うヤツだが、
単純に倍働くのと同義だ。
部下という他人の数字まで責任を負うし、
部下にミスがあれば責任を負う。
経営の神様、松下幸之助は「全て自分の責任」と言う名言を残している。

勤め人大家の神様である私に言わせれば
「松下幸之助」は「オーナー経営者であり、勤め人ではない」
と言わざるを得ない。
勤め人に松下幸之助を語る資格はないと思う。

常に昇進していく者たちの稼ぎの上を行くヒラ社員(ヒラリーマン)であれ

大きな声では言えないが、
私の稼ぎは総合商社の部長クラスより高い。
(Googleによる)

であればこそ私にはこれを言う資格があるが、
実際40歳で、勤め人+アルファの稼ぎで、
出世頭よりトータルの年収で負けているとしたら、
それは本当の負け犬になってしまう。

若き戦士たちは1件目の物件を買った瞬間から、
常に収入トップをひた走って欲しい。
22歳で新卒で入ったら、
仕事を覚えながら貯蓄に励み、
25歳で1件目(300万円の戸建1件、家賃月3万~4万円)を買う。
27歳までに2件目(300万円の頭金、1件目を担保に公庫から200万円調達、総額500万円で家賃月5~6万の家賃)
30歳までには(500万円貯蓄して2000万円銀行調達、2500万円で家賃月25万円のアパート)でも買って家賃総額396万円、キャッシュフロー5割を年収と見做しても200万円程度上乗せして考えてもいいだろう。

30歳で同期より200万円多ければ、同期の出世頭に勝てるだろう。
まあ上記プランは相当遅いと思う。
著名な投資家の成長曲線を見ればもっと加速していくことは十分に可能姉妹だ。
(©加藤ひろゆき先生)

私は相当遅いタイプだが、それでも14室、CF50万円。(43歳、投資歴15年)
若くしてスタートできる人が羨ましい。

蛇足:私の今

偉そうに言う私であるが、
厳密に言うと出世ではないものの、
勤め人として責任がある立場というヤツをやらないと行けなくなってきている。

他人には出世するなと勧めているものの、
自分は忙しくなる道を歩み始めている。
どうしても中小企業なので、やらないとは言いにくい。

やっぱ王道はホワイト大企業のヒラリーマンだなと思う今日この頃。
若き志を持つ人たちはくれぐれも色々間違えないで欲しい。

をはり