冷静に考えてみよう
昨年(2024年)の収穫では、コメは豊作だったのだ。
その米が高騰して、市場にないと言う。
なるほど。
そこまではいい。
その対策として備蓄米を放出するという。
コココ米という2021年収穫の米まで放出だという。
なるほど。
それは可能であろう。
仮に毎年30万トン備蓄していたとするとだな。
2021
2022
2023
2024
と、120万トン放出したということになるな。
それで、だ。
2025年収穫される米はどうなるんだろうか。
当然高いままになるだろう。
しかし、備蓄米は既に放出しているし、
政府が備蓄することが出来なくなるのではないか?
若しくは共産主義国家みたいに優先的に国家が買い上げるのか?
いずれにしても4年前の米まで放出する事態なのだが、
2025年の生産はどうなっているのか?
報道では全く説明がない。
備蓄米を放出したなら、
2025年の米の備蓄は4年分しないといけなくなるだろうが、
それほどの生産力はあるのか?
生産力を奪う減反政策を推進しているが、その見直しは?
と、勤め人の片手間でも思いつく話なのだが、
その辺はどうなってんだろうか?
大いに不安である。
仮にこの騒ぎもコロナウィルスと同じく、
作られた騒ぎならいいのだが、
そうなのかどうかも分からん。
米は大丈夫か?
個人的には作られた騒動に思われる。
つまり、実際米はある。
7月の参院選にうまいこと併せて、実績を作りにきたのだろう。
関東学院大卒の小泉の次男坊が農水大臣という人事で、
明らかだ。
辞任した前農水大臣も、わざとらしい失言であった。
インフレで需給バランスが急に崩れたなこれは
実質賃金が上がらない中で、
輸入物価の高騰という「スタグフレーション」の教科書みたいな状況が産まれた。
さらに、住宅ローン金利にも影響する日銀の利上である。
従来は緩やかに減少するコメの需要に対応して、
減反政策を進めてきたのだろうが、
急激に需給バランスが崩れたのだと思う。
強烈な物価上昇に対して庶民は価格が安い、米を食い始めたのである。
その結果、米騒動になったと俺は見ている。
作られた米騒動ではあるが、
ゼロから騒動を作るのは難しい。
このトレンドが見えていたヤツがシナリオを描いて、
備蓄米放出という低コストで自民党の支持率が上がりそうな
プロモーションを考えたのだと思う。
玉木氏も言っていたが、翌年には家畜のえさになる、
古い米を売って、支持率が上がって選挙に勝てるのだから、
割のいいバクチだ。
結局、貧困化した国民が米に流れて、
米が高騰したのである。
ただ、
言いたいことは、この程度の需給バランスの崩れで、
備蓄米放出という事態に陥ること、
それ自体が問題なのだ。
本来、災害や戦争に備えて、国民が数年餓えない程度に備蓄されておくべき、
備蓄米が、この程度の需給バランスの変化で、
放出されてしまうというのが問題だ。
国防の問題である。
あるべき主食の生産、備蓄計画
せめて国民が3年、海峡封鎖されても戦えるだけの食料備蓄が必要だ。
そのために3年分は、政府が農家から直接買い上げる。
当然あまる。
余ったら、資料米として牛に喰わせるなり、
輸出米として輸出しておくのである。
それでも余ったら捨ててもいいし、
生活保護世帯に無償配布してその分生活保護の支給を減らせばいい。
どうとでもなる。
そうやって国家として食料政策を立案して、回していかないとダメってことだよ。
うちの兄貴も岩手に帰って米を作るらしいから、
是非、しっかり生産したら買ってくれる。
そしてその金で家族を育てられるように政策を改善して欲しいと思う。
まあ、私と類似のDNAを持つ兄が農家だからという、
DNAポジショントークだよこれは。
をはり