ある意味仕方ないことではありますが、
大学卒業を控えた学生が就職先を選ぶにあたって
大企業、有名企業、人気ランキング上位の会社を選択するのは
仕方がないことです。
私くらいに歳をとってくると人気ランキング自体が
特定企業への利益誘導ではないかと思えるほどです。
「他人からどう見えるか」を気にして仕事を選ぶのは得策ではありません。
特に銀行は入社3年以内に相当の人数が退職してしまいます。
仕事が硬直的で面白さがないことや、ルールが厳しすぎるところも原因だと思いますし、
顧客の利益を無視して投資信託や保険などの金融商品を売って手数料を得る
ビジネススタイルにも問題があると思います。
証券会社もかなり厳しいです。
保険会社も同じく、商品では他社と差別化できていないにも関わらず、
営業マンの手腕に依存した営業をさせられるのは相当キツイです。
差別化できない商品を売るのはとても難しいので、
必然的に長時間労働になりがちでストレスもたまります。
人気ランキングは上位かもしれませんが、
現実的には相当厳しい世界が待ち受けていることでしょう。
知名度や人気という指標に流されずに、
ホワイト度を冷静に見極めて勤め人をすることこそ大事です。
私もひっかかりましたが、
投資用不動産の販売、入社3年目、モデル年収2,000万円。
みたいな募集広告。
最悪です。
不動産が売れなければ月収18万円の世界であることは伏せられています。
残業代がきちんと支給されることはもちろん。
そもそもの残業が少ないことや、有給休暇の消化率も重要な指標です。
女性であれば産前産後の働きやすさ、時間短縮で勤務できるかなども
きちんと把握したいところ。
ただし、自分の希望する職種や部署で働けるかどうかは
あまり重視すべきではありません。
採用する側としては別に採用する人間の夢をかなえるために採用するわけではなく、
仕事をスムーズに回すために採用するのですから、
自己実現は脇においておきましょう。
どんな仕事をしていても
所詮はサラリーマンですよ?
三菱商事でも三井物産でも、所詮は給与労働者。
全く差はありません、
むしろ勤め人 + アルファの「アルファ」の部分をしっかり構築して、
自分で自分の好きなことをすればいいのです。
道路清掃業で年収900万円ホワイト企業
投資銀行で年収1,000万円で残業いっぱい
であれば道路清掃を選ぶべきなのです。
激務の投資銀行で働いて1,000万円は少ないです。
道路清掃業でしっかり貯めて不動産投資で合計2,000万円プレイヤーが
いいですね。