ホテル業に進出して死んだ不動産投資家の皆さん
これまで海外に物件を買ったり、
— SAT@勤め人大家 (@KunimasaS) April 7, 2020
「我、優秀な経営者なり。」
と、イキってシェアハウスをしたり。
飲食系ビルを買っていたり。
勘違いしてホテルや宿泊系に投資したり。
海外をフラフラ旅行してリタイア生活ドヤ―――!
としていた投資家が静かになっているので、
とても快適で気分がいいです。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。
特に誰、という訳であはありませんが、
偉そうに勘違いして畑違いのことをやって大損する。
非常によくあることです。
当事者は自分がそうなるとはまさか思ってはいなかったでしょう。
過去の自分の発信した記事でも読んで、
顔を真っ赤にしたらよろしいでしょう。
私は2020年、動かないと決めていた。
今年は私は1年、動かない!
と、決めていました。
前厄年であった2019年から、
何か歯車がかみ合わないなーと思うことが多かったのです。
サウザーさんという人物が世に出てきて、
私もネット芸人をやってみようと思ってブログを開始したものの、
あまり伸びず。
アフィリエイトもイマイチ面白くない。
‥‥これならエリート勤め人の方がいい・・・・
結局自分はネット芸人には向いていないということを理解したのが
2019年。
ダイエット企画も世間から放置プレイされました。
私を育ててくれた祖母が死んだり、
不動産でも買った物件が解体させられたり、
更地にさせられたり、
売れなかったり。
猫を飼育されてリフォーム代200万円払ったり!
まさに踏んだり蹴ったりでした。
新しいことを一切やめようと決めた2020年
そんな2019年の前厄年、
2020年はヤバい。
と、私は直感的に思っていました。
健美家の党大会にも、
ありがたいことにお誘いを受けましたが、
お断りしました。
加藤ひろゆき先生や、大物不動産投資家の皆さんにお会いする貴重な機会でしたが、
義父が余命1カ月の宣告を受けていたり、
勤め人仕事で大問題が発生したり、
おかしなことが起き続けました。
一方でリフォームした戸建を売るのをやめて、
賃貸に出したら、3日で賃貸が決まりました。
これは神が動くなと言っていると、直感したのです。
そうしているうちにあれよあれよと、
株価は暴落して、史上初の緊急事態宣言です。
当然健美家の党大会も中止となりました。
世間よりブレーキを踏むのが早かった
実は2019年にネット芸人として成功して、
不動産投資にも成功していたら、
私は調子に乗ってそのままサラリーマンを引退して、
倒産しかけたホテルとか旅館を買おうかとも思っていました。
しかし、
前述のように、全部コケまくったお陰で、
勤め人を続けよう、やっぱり私には勤め人と区分や戸建しかない!
と思い直したのです。
その結果、本業回帰、家族へ回帰するという決断を2019年の終わりにすることができました。
これはとてもラッキーであったと思います。
私の挫折の原点
不動産投資家が、普通の貸家業から脱皮して、
喫茶店をやってみたり、
飲食店をやってみたり、
ホテルをやろうとしたり、
それでコケるのはよくある話。
売春の次に簡単なんじゃないか?
と思うほどの大家業。
それも低金利の経済情勢で大家業。
サルでもできそうなビジネスである。
そんな商売で成功した程度で勘違いをして、
他のビジネスに手を出して失敗するのはよくあることだ。
実は私も挫折しまくりの人生だった。
岩手県の田舎で勉強して、
東大は落ちたが、早稲田に合格。
私は勘違いしていた。
自分の学力を。
何を感ちがいしたのか?
「司法試験」という難関資格にも受かると思っていた。
そして、
早稲田で新卒という一生に1度しかないチャンスを棒に振って、
就職活動をせずに司法浪人してしまった。
私はこの選択を大いに恥じる。
今でも夢に見るほどだ。
結局司法試験にも合格することもなく、
安月給のサラ金系サービサーに就職した。
それでも一発逆転を狙って、
投資用不動産販売の会社に入ってみたが、
全然売れなかった。
高卒でオラオラした営業マンが売っているのに、
私には売れない。
そもそも仕事中の相手にマンションを売る営業電話をするというアホな行為に
100%ついていけなかった。
こうして私は大学卒業から6年間。
徹底的に人生のどん底を味わい続けてきたのである。
6年ですよ6年。
22歳から28歳という、
人生で恐らく一番楽しい時期に、
そんな塗炭の苦しみを味わったことが、
私の今の謙虚で堅実な生き方を形成したといっても過言ではありません。
だから私は、決して自分を過信しません。
俺がそんなすごいわけがない。
でも冷静に判断をすればけして間違わない。
そんな意識を常に持っています。
まとめ
1年や2年で莫大なローンを引いて高速リタイアという
夢のような世界があることも知っています。
できるものならやってみたいです。
でも、高速で成功して
高速で死んでは意味がありません。
小さな失敗を積み重ねながら
確実に進みましょう。
勤め人 + アルファの生き方、
そしてサラリーマン大家の生き方は
これ以上ない程堅実です。
つづく